脱炭素化に向けて

2021年 7月 16日


水素エンジンの飛行機
欧州のエアバス社は2035年をめどに水素エンジンの飛行機の製作に挑むと報じられています。
蓄電池による飛行機の飛行と水素エンジンによる飛行では水素のほうがはるかに動力を得られるといいます。
エアバス社は水素の燃料電池ではなく、水素を燃料としてガスタービンで燃やして飛行する飛行機を想定しているといいます。

水素について考えること
水素は正しい扱いを厳重に気を付ける必要があると考えます。
福島での原発で水素爆発を起こして放射能の被害を受けた苦い教訓があります。
日本の大手電力会社はLNGなどのガス火力を発電に生かす取り組みをしてきました。
水素を燃焼させてチカラを得る際にもきっと厳重な取り扱いの注意が必要となってくるのはまず考えられることです。

開発が進むと目される新しい「燃焼」
筆者は水素・アンモニアなどの水素系燃料の新しい燃焼がこれから試されていくことになるその動向が気になります。
脱炭素化は製鉄などのものづくりの様相も変えてしまうかもしれません。
水素の量産、調達とその活用法はこれから開拓されていく領域です。
水素の活用法だけを工夫して考えるだけではなく、再生可能エネルギーの調達も考える必要があるでしょう。

2021年5月執筆現在、コロナ禍で緊急事態宣言の中、道を模索・開拓するのはたいへんな面もあります。
筆者も直接的な目標を見失いそうなときは、海外で進んでいる目標の目線やフィールドから問題や課題の周辺全体を見直してみるのも一手ではないかと考えます。
例えば国連で定めた17の指標SDGs持続可能な開発目標の目線から周辺全体を考え直すのも良いのではないかと考えます。
営みの中で目線を変えたり視野を広げて配慮するマナーが求められてきているということを最近感じるからです。
水や食料の調達や供給の長期的課題や気候変動などの地球環境問題などの問題も山積みであることも気づかされます。
人の命や生き物や自然界も貴重な存在です。
共存共栄となる科学が求められてくるという目線もあると考えられます。
前向きに脱炭素化が進んでいくことを願う次第です。