油圧ユニット回路図
2025年5月27日
油圧ユニット回路図グラフック銘板例

アクリル板  800×1000 厚み5.0  彫刻方式
油圧パワーユニット、油圧機器や油圧システムに圧力エネルギーを供給するための装置。その主な役割は、油(作動油)を高圧で送り出して、アクチュエーター、油圧シリンダーや油圧モーターを動かす装置。
🔧 基本構成と役割
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油圧ポンプ(Hydraulic Pump) - 
電動機(モーター)によって回転し、タンク内の油を吸い上げて加圧し、油圧回路に供給します。 
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種類:ギアポンプ、ベーンポンプ、ピストンポンプなど。 
 
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電動機(モーター) - 
主にACモーター。油圧ポンプを駆動するために使われます。 
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要求される流量や圧力に応じて出力が選ばれます。 
 
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タンク(リザーバ) - 
油を貯蔵しておく容器。冷却、空気との分離、異物沈殿の役割も果たします。 
 
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圧力制御弁(リリーフバルブなど) - 
油圧が設定値を超えないように、余分な油をタンクに戻します。安全装置の役割。 
 
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方向制御弁(ソレノイドバルブなど) - 
油の流れの向きを切り替えることで、シリンダーの伸縮方向やモーターの回転方向を制御します。 
 
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流量制御弁 - 
アクチュエーターの動作速度を調整するため、流量を制御します。 
 
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フィルター - 
作動油の中の不純物を取り除き、油圧システムを保護します。 
 
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冷却装置(必要に応じて) - 
油の温度が上がりすぎないように冷却します。空冷または水冷式があります。 
 
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🔁 油圧ユニットの動作の流れ
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タンクに貯められた油が、ポンプに吸い込まれる。 
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ポンプが油を加圧して、油圧回路に送り出す。 
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制御弁で流量や圧力、方向を調整して、油圧シリンダーやモーターが作動。 
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使用後の油はタンクに戻され、再利用される。 
🔍 使用例
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工場のプレス機 
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建設機械(ショベルカー等) 
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射出成形機 
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エレベーター 
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船舶の舵機システム 
✅ 特徴とメリット
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高出力・高トルクの動力を小型で供給可能 
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精密な力の制御が可能 
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機械的に堅牢で耐久性が高い 
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