ジオテクノロジー(技術の地政学)という新しい見方・考え方

2019年 3月 8日


地政学とは
「地政学とは、地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を、巨視的な視点で研究するものです。イギリス、ドイツ、アメリカなどで国家戦略に科学的な根拠と正当性を与えることを目的として発達しました。歴史学、政治学、地理学、経済学、軍事学、文化学、文明、宗教学、哲学などの様々な見地から研究を行うため広範にわたる知識が不可欠となります。
また、政治地理学とも関係があります。」
(「」、地政学 Wikipediaより引用)

筆者はこの記事の文章を制作するお仕事を通して製造メーカーの動向について学習しています。
記事を通して、次の通信の規格5Gや自動運転、コネクテッドカーや電動車、再生可能エネルギー、家電、スマホ、パソコンなどについて私たちの身近な視点で話題として取り上げてきました。
でも、どうしてもこれからの産業や経済を考えるに、国同士の関税と産業・製造業との関係がとても重要な位置を占めることになるのではないかというような懸念を筆者は感じるようになってきました。
一庶民としては、身近な経済に国同士の関税の影響を受けるのではないか心配になってきました。

製造メーカーには国際的な生産事業の展開で、国同士の関税の影響を強く受けていくかもしれないという危機感は相当にあるのではないかと考えます。
アメリカではジオテクノロジーGeo Technology「技術の地政学」という言葉が生まれているようです。
国際的に産業・製造メーカーが今後想定される国際的な国同士での関税などの影響の上で技術や産業、製造生産などがどの場所で、どう生き残っていけばよいのかを科学として分析・研究する動きが始まっているようです。
そういう意味でアメリカで「技術の地政学」という言葉が生まれ、提唱されていることは興味深い動きだと筆者も考えます。
今までに無い研究や分析の考え方・視点だと思います。

国際的な産業の未来や将来などは簡単に先を読むことのできるものではないと考えられます。
ですが、ただ単に製品が良いとか生産効率が良いとか人件費やコストや価格での経営のあり方だけ工夫していれば良いというわけにはいかなくなってきている近況であるようです。
日本発祥の製造メーカーでも上記のようなジオテクノロジーというような観点からの分析・検討・活動はもうすでにはじまっているのではないかと考えられます。