銘板各種製作

溶融スラグ

2023年 6月 20日

溶融スラグは冶金工程中に生じる副産物で、主に鉱石から金属を抽出する際に形成されます。スラグは通常、ガラス状または結晶状の物質で、金属鉱石中の不純物(例えばシリカ、アルミナ、カルシウム、マグネシウム等の酸化物)を含みます。

“溶融スラグ”は、冶金炉内で高温にさらされて溶融状態になったスラグを指します。このスラグは、鉱石から抽出される金属とともに浮かび上がり、その後で分離されます。

溶融スラグは、冶金工程の重要な部分であり、金属の精錬と不純物の除去において重要な役割を果たします。さらに、冷却と固化した後のスラグは、建設材料、道路舗装材、セメントの製造など、さまざまな再利用の可能性があります。これはサステナビリティの観点からも重要で、廃棄物を有用な資源に再利用する一例となっています。

<産業機械設備の銘板参考例>
ステンレス3mm厚み サイズ60×80mm 2-φ5  エッチング銘板
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熱間鍛造

2023年 6月 19日

熱間鍛造(ねっかんたんぞう)は、金属材料を高温で加工する鍛造の一種です。一般的な鍛造と異なり、熱間鍛造では金属を加熱してから加工するため、材料が高温にさらされることで変形性が向上し、形状の複雑な部品や大型の鍛造物を作ることが可能です。

熱間鍛造のプロセスは以下のような手順で行われます:

材料の加熱: 鍛造する金属材料を適切な温度まで加熱します。加熱温度は材料の種類によって異なりますが、一般的には材料の再結晶温度以上に設定されます。

材料の加熱: 鍛造する金属材料を適切な温度まで加熱します。加熱温度は材料の種類によって異なりますが、一般的には材料の再結晶温度以上に設定されます。

フォージング: 加熱された材料を専用の鍛造機械で鍛造します。鍛造機械は圧力をかけることで材料を形状に変形させます。このとき、材料は高温のままであるため、より大きな変形が可能です。

冷却: 鍛造が完了したら、冷却処理を行います。これにより、材料が固まり、所望の形状が得られます。

熱間鍛造の利点は次のとおりです:

強度と耐久性: 高温で行われるため、材料の結晶構造が再配列され、より密な組織が形成されます。これにより、鍛造物は一般的に強度と耐久性が向上します。

形状の自由度: 熱間鍛造では高温により材料が柔軟になるため、複雑な形状や細部まで精密な加工が可能です。このため、エンジン部品や航空機の部品など、厳密な要件を満たす部品の製造に適しています。

材料の節約: 熱間鍛造では、材料の塑性変形が容易になるため、より少ない材料で目的の形状を得ることができます。これにより、材料の節約が可能となります。

熱間鍛造は、自動車、航空宇宙、エネルギー、重工業などの分野で利用されます。

<熱間鍛造装置の銘板参考例>
ステンレス1.5mm厚み サイズ60×160mm 2-φ3  エッチング銘板
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スプリアス規格

2023年 6月 16日

スプリアス規格(スプリアスきかく)とは、無線通信や電子機器において、本来の信号とは異なる周波数や帯域幅に現れる不要な信号やノイズのことを指します。スプリアスは、通信システムの正常な動作や他の通信システムへの干渉を引き起こす可能性があります。したがって、スプリアスの発生を制限するために、各国や国際的な規格団体がスプリアス規格を策定しています。

スプリアス規格は、無線通信や電子機器の設計、製造、使用において、スプリアスの発生やそのレベルを制御するための基準を定めています。これにより、異なる周波数帯域を使用する複数の通信システムが共存し、互いに干渉することなく正常に動作できるようになります。

スプリアス規格は、具体的な周波数範囲や応用分野に応じて異なる規格が存在します。例えば、無線通信においては、各周波数帯域ごとに規定されたスプリアス規格があります。これにより、無線通信システムが所定の周波数帯域内で適切に動作し、他の周波数帯域には干渉しないようになっています。

スプリアス規格は、国際的な規格団体である国際電気通信連合(ITU)や各国の通信規制機関によって策定されています。これらの規格は、通信機器のメーカーや運用者に対して、スプリアスの発生制御や適切な周波数利用を求めています。

スプリアス規格の遵守は、無線通信や電子機器の安定した動作や他の通信システムへの干渉の回避に重要です。したがって、無線通信システムの設計や製造、運用に携わる関係者は、スプリアス規格を遵守することが求められます。

<スプリアス規格の銘板事例>
アルミ0.5mm厚み サイズ40×60mm 4-R2 黒メラミン エッチング銘板
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産業用ロボットについて

2023年 6月 16日

産業用ロボットは人手不足と言われている製造業にとって欠かせない存在となってきています。
Wikipediaによると年間で世界で約40万台もの産業用ロボットが製造されているようです。

日本のものづくり、製造業では人材不足や後継者不在などの問題が指摘されています。
こうした人手不足を解消するのに産業用ロボットが活用されてきています。
また、人で行うと危険が想定される作業等においても産業用ロボットが重宝されると考えられます。
IoT(Internet of Things)モノのインターネットの普及においてAIの技術の実装とともに産業用ロボットの可能性は膨らんでいくと考えられます。
最近ではChatGPTなどのいわゆる「汎用AI」の普及と期待が騒がれています。
一方で、産業用ロボットには「特化型AI」が活用されているのではないかと考えます。
AIに詳しい専門家によると、AIの基盤技術はものづくりと非常に相性が良いとのことです。
課題や危険性の問題の改善・解決の取り組みとともにAI技術の今後の進化・行方に注目です。

産業用ロボットについて
「産業用ロボット(industrial robot)とは、人間の代わりに、工場での組み立てなどの作業を行う機械装置(ロボット)です。
産業ロボットとも言います。

概要
厳密にはティーチングプレイバックという方法で動作する産業用の機械を指します。
しかし、最近では人間の代わりに作業をする機械としての役割が重視されることから、
ある程度自律的に動作する人間の腕に似た部分を有する機械として解釈されるのが一般的です。
また、国際標準化機構(ISO)は「3軸以上の自由度を持つ、自動制御、プログラム可能なマニピュレーター」と定義しています。

主に自動車や電子部品を生産する工場の現場で使用されています。
例えば自動車の生産工場で使われるロボットの場合、スポット溶接を行うロボット、ボディ塗装を行うロボット、
部品取り付けを行うロボットが多く見られます。
人間が作業を行う場合、決められた動作を繰り返したり、重量物の運搬を必要としたり、
霧散している塗料を吸い込んだりする危険性など、肉体的・精神的負担の大きい労働環境である場合が多いです。
このような環境での作業時、労働者への大きな負荷から作業ミスを誘発する恐れもあり、品質安定の面からもロボットが用いられます。

また、労働者の賃金が高い国で工場を維持するために、工場全体をロボット化して、
最低限の要員のみで運営している事例も存在します。
このような工場の自動化をファクトリーオートメーション(FA)と呼びます。」
(「」、産業用ロボット Wikipediaより引用)

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QRコード

2023年 6月 15日

QRコードは、Quick Responseの略であり、情報をコンパクトにエンコードするための二次元バーコードです。QRコードは、1994年にデンソーウェーブの技術者である中澤寛氏によって開発されました。

QRコードは、四角形の模様が縦横に並んだパターンで構成されており、モジュールと呼ばれる小さな正方形の要素からなっています。各モジュールは、データのビットを表現し、特定のパターンと組み合わせることで情報を表します。

QRコードは、数値、文字、バイナリデータ、またはバイトデータなど、さまざまな種類のデータをエンコードできます。QRコードには、データの種類、誤り訂正レベル、データ容量などを指定するためのバージョンと誤り訂正コードがあります。データ容量は、コードのサイズが大きくなるほど増加します。

QRコードは、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスに搭載されたカメラを使用して読み取ることができます。QRコードリーダーアプリケーションを使用して、カメラでQRコードをスキャンすると、コードに含まれる情報が表示されます。情報は、テキスト、URL、連絡先情報、イベントの詳細など、さまざまな形式で表示されることがあります。

QRコードは、広告、商品パッケージ、雑誌、チケット、名刺など、さまざまな場所で使用されています。また、支払いや認証など、さまざまな目的にも活用されています。QRコードは、情報の高速かつ簡単な共有やアクセスを可能にし、便利なツールとして広く普及しています。

耐久性のあるQRコード銘板
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リベットカシメ技法

2023年 6月 14日

リベットカシメ技法は、金属板や他の材料を固定するための伝統的な技術です。リベットとは、一方の端に頭部があり、もう一方の端を打って形成する金属製のピンのことを指します。

リベットカシメ技法は次のような手順で行われます:

1,穴あけ:最初に、連結したい部品に通過穴を開けます。この穴はリベットが通過できるだけの大きさが必要です。

2,リベットの挿入:次に、リベットを穴に挿入します。リベットの頭部が一方の部品に対してしっかりと接触するようにします。

3,カシメ:最後に、リベットの反対側を打ち、二つ目の頭部を形成します。この作業には専用の工具が必要で、打った側の頭部が他の部品に対してしっかりと接触するように形成します。

このリベットカシメ技法により、非常に強固な接続が可能となります。しかし、一度結合すると容易に解体することはできません。そのため、永続的な接続を必要とする場合や、高い機械的強度が必要な場合に使用されます。例えば、橋や船、飛行機の組み立てなどで広く使われています。

<リベットカシメの測定銘板事例>
アルミ1mm厚み サイズ35×55mm 2-φ4 4-3R 黒 艶メラミン エッチング銘板
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ベンダーツーリング

2023年 6月 13日

Vendor tooling(ベンダーツーリング)は、特定のベンダーまたはサプライヤーが提供するソフトウェアやツールセットのことを指します。これらのツールは、特定の製品やサービスの開発、デプロイメント、管理、および保守を支援するために使用されます。

ベンダーツーリングには、以下のような種類のツールが含まれます。

  1. 開発ツール: ベンダーが提供するプログラミング言語、フレームワーク、および開発キット。これらのツールは、特定のプラットフォームやテクノロジースタックでのアプリケーション開発を支援します。
  2. インテグレーションツール: ベンダーの製品やサービスを他のシステムと統合するためのツール。API管理、データ連携、およびエンタープライズシステムとの連携を容易にする機能が含まれます。
  3. 監視およびデバッグツール: ベンダーが提供するシステムの監視、ログ解析、パフォーマンスのトラブルシューティングに使用されるツール。これにより、システムの問題を早期に検出し解決することができます。
  4. セキュリティツール: ベンダーが提供するセキュリティ監査、脆弱性スキャン、侵入テストなどのツール。これらのツールは、セキュリティリスクを特定し、対策を講じるために使用されます。
  5. サポートツール: ベンダーが提供するテクニカルサポート、ドキュメント、トレーニングなどのツール。これらのツールは、ユーザーが製品やサービスを効果的に利用できるように支援します。

ベンダーツーリングは、特定のベンダーとの緊密な統合を可能にする一方で、ベンダーロックインのリスクも存在します。したがって、組織はベンダーツーリングを選択する際には、統合性、柔軟性、サポート、セキュリティなどの要素を考慮する必要があります。

<ベンダーツーリング銘板参考例>
アルミ1mm厚み サイズ25×100mm 4-R2 2-2mmビス孔 黒メラミン エッチング銘板
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油圧クランプシステム

2023年 6月 12日

油圧クランプシステムは、油圧を利用して物体を固定または圧着するためのシステムです。このシステムは、工業や製造業界で広く使用されています。

油圧クランプシステムは、以下の主要なコンポーネントから構成されています。

油圧ポンプ: 油圧クランプシステムの動力源となるポンプです。通常は電動モーターによって駆動されます。ポンプは油圧を生成し、システム内の油圧を制御します。

クランプアームまたはフィクスチャ: 物体をクランプするための特殊なアームまたはフィクスチャが含まれます。この部分は、油圧シリンダによって駆動され、物体を固定します。

制御バルブ: 油圧の流れを制御するためのバルブです。バルブは油圧のオン/オフや圧力調整などの機能を提供し、システムの動作を制御します。

油圧クランプシステムの動作原理は、次のようになります。まず、油圧ポンプが作動し、圧力のある油をシステム内に供給します。油圧シリンダによって圧力がかかると、クランプアームが物体に接近し、物体を固定または圧着します。制御バルブを使用して油圧の流れを制御し、必要なクランプ力を調整することもできます。

油圧クランプシステムの利点は、高いクランプ力と一貫性、簡単な操作性、高い信頼性などがあります。また、異なる形状やサイズの物体に対しても適用可能であり、多くの産業アプリケーションで使用されています。

ただし、油圧クランプシステムにはいくつかの注意点もあります。適切な設計と定期的なメンテナンスが必要であり、油漏れやシステムの故障などの問題を予見することが必要です。

<油圧クランプシステムの銘板事例>
アルミ1mm厚み サイズ75×100mm 4-φ3.5 黒 艶メラミン エッチング銘板
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食品機器貯槽タンク

2023年 6月 10日

食品機器貯槽タンクは、食品加工業界で使用されるタンクの一種です。これらのタンクは、食品や飲料の製造、処理、保管、輸送などのさまざまな目的で使用されます。以下に、一般的な特徴と利用方法を示します。

材料: 食品機器貯槽タンクは、食品安全基準を満たすために特別に設計された食品グレードの材料で作られています。ステンレス鋼(特に316Lなどの耐食性に優れたタイプ)が一般的に使用され、内部表面は滑らかに仕上げられ、微生物や異物の付着を最小限に抑えます。

容量と形状: 食品機器貯槽タンクは、様々な容量と形状で利用されます。容量は数リットルから数万リットルに及ぶことがあり、製品の需要に応じて選択されます。形状は通常、円筒形や方形ですが、製品の特性に応じてさまざまな形状が利用されることもあります。

機能: 食品機器貯槽タンクには、さまざまな機能が組み込まれています。例えば、タンク内の温度や圧力を制御するためのセンサーやバルブ、タンク内の混合を促進するためのミキサー、タンク内の空気やガスの排出を管理するためのバルブなどがあります。これらの機能は、製品の品質や効率を向上させるために重要です。

清掃と衛生: 食品機器貯槽タンクは定期的に清掃され、衛生的な状態を維持する必要があります。内部表面は滑らかで洗浄しやすく設計されており、タンク内の残留物や細菌の繁殖を最小限に抑えるようになっています。また、タンクの設計は、清掃作業を容易にするために取り外し可能な部品やアクセスポイントを備えていることがあります。

食品機器貯槽タンクは、食品業界において食品の製造や保管に重要な役割を果たしています。

<食品機器貯槽タンク銘板の参考例>
ステンレス1mm厚み サイズ90×140mm 4-5mmビス孔 エッチング銘板
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二次電池

2023年 6月 9日

二次電池は充放電を繰り返し行うことができる再充電可能な電池のことを指します。一方、一次電池は充電ができない使い捨ての電池です。

二次電池は様々な種類がありますが、最も一般的なものはリチウムイオン電池です。リチウムイオン電池は高いエネルギー密度と長いサイクル寿命を持ち、携帯電話やノートパソコン、電気自動車などの様々な電子機器で広く使用されています。

他の二次電池の種類には、ニッケル水素電池(NiMH)、ニッケルカドミウム電池(NiCd)、鉛蓄電池(鉛酸電池)、流れ電池(バイオ燃料電池や赤外線光起電力セルなど)などがあります。それぞれの電池の特性や利用方法は異なります。

二次電池の利点は、充電が可能であること、経済的であること、環境にやさしいことなどです。また、二次電池の技術は進歩しており、より高いエネルギー密度や長い寿命を持つ電池の開発が進んでいます。

しかし、二次電池にはいくつかの欠点もあります。例えば、充放電サイクル数が限られていること、充電に時間がかかること、一部の種類の二次電池が安全性の問題を抱えていることなどが挙げられます。

二次電池は、電子機器の性能向上や再生可能エネルギーの貯蔵など、様々な用途で重要な役割を果たしています。今後も二次電池の技術は進化し、より高性能な電池が開発されることが期待されています。

<蓄電池設備の銘板参考例>
アルミ1mm厚み サイズ80×125mm 4-φ3.5黒 艶メラミン エッチング銘板

 

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