製造業界におけるブラック企業について。

2013年 9月 20日

廊下を歩く男性

製造業に限った事ではありませんが、日本では「ブラック企業」と呼ばれる企業がございます。しかしながら、ブラック企業とは、何を基準にしてそう判断するのでしょうか。

所謂ブラック企業と言われるのは、労働基準法に違反する勤務形態であったり、
雇用者に対して、明確な理由も無く、了承も得ずに給料未払いを行う行為等は確かにブラック企業の典型例である言われています。

しかしながら労働基準法に反していなくとも、「ブラック企業」と呼ばれる会社は
沢山ございます。例えばどの様な企業でしょうか。

「残業が凄まじく多く、休みが2週間無い。過労死するかもしれない。」

上の様なAさんと言う社員の方がいらっしゃるとします。しかし、休日は4週間に4日以上あれば良いので法的には問題無く、残業代もしっかりと支払われていました。その場合は、その方にとっては過酷な労働条件であり「ブラック企業」となるかもしれません。

ですが、同じ条件で働いていたBさんは、

「とにかくお金が欲しい。出来るだけ働きたい。しっかりと働いた分は支払ってくれた。」

この場合においてはBさんは「ブラック企業」とは言わず、むしろ労働出来た事に感謝しています。

労働基準法違反に対する処罰は昨今では厳しくなっておりますが、
自己的な判断によるブラック企業の基準は人によって取り方、働き方によって変わってきます。難しい所です。