大変便利な「タッチパネル」の仕組み

2015年 9月 11日

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タッチパネルの登場でホントに操作がしやすくなったように思います。

例えば銀行ATMも各行で導入されている機種で「押しやすさ」「認識の良さ」が微妙に違っていました。
しっかりと押さなければ入力できない機種やボタン自体が大ぶりに作られていて押すたびに「ガチャ!!ガチャ!!」と音も気になりました。

*** こちらの方がスタンダードになってしまうのでしょうか…
皆さんお持ちの「スマートホン」「タブレット」などの携帯端末に加えパソコンもモニターをタッチする操作が導入されています。
こういった機器類は “小学生(低学年くらい)のお子さん” でもお持ちですし、アプリ製作までしてしまう子供さんもいますし、大人と違い指も細く操作もテキパキ行っている様を見ると、驚きというよりこちらの方が焦ってしまいます。

普段使用する携帯端末では便利な面(操作のための機器類が不要)もあれば、ちょっと面倒(画面の大きさにもよりますがミスタッチ)な面もあります。(タッチペンを使用すればこういったミスも減るのですが…)

*** タッチパネルの主な仕組み…

抵抗膜式—
・電極板(クリア)をわずかな隙間をあけて設置しておきます、その表面をタッチすることでその場所が接触して電気が流れるという方 式で、構造が複雑ではないので流通量も多くATM・携帯ゲーム機・自動販売機などでも使用されています
・この方式は複数の場所が押されてしまうと認識が甘くなってしまう面もあります

表面型静電容量式—
・表面のパネルの下に電極の膜があり、常に電流(電界)が発生しています、そのパネルに指などが接触するとそちらにも電流が流れて いきます。
 その変化をパネルに設置された電極から測定して接触された場所を特定します。
・抵抗膜式のように複数の認識ができにくい方式ではあります

投影型静電容量式—
・X極とY極といった2つの電極が交互に(碁盤のように)配置された「マトリクス方式」で構成されています。
 表面スクリーン越し(直接の接触ナシ)でも反応する「電極容量の結合反応」により操作できるので複数の認識も可能になります。
・手指などのように導体出なければ反応しづらいという面もあり「タッチペン」がまさに大活躍します。

以上が主に普及されている方式ですがAndroidやiPhone・iPadでも方式の違う機種がメーカーにより違うのでスクリーンのデザインや操作性の違いにも差が出てくるのでしょう。
方式によってはスクリーンの大きさに「向き」「不向き」があるそうです、相性も肝心ですよね。

また、設置する場所や利用目的によっては設定次第で…画面上であれば「全面がボタン」になることも可能ですよね。
障害のある方や高齢者の方が押し間違いをしないで済むようにその都度(ソフトウェアで)工夫できるのも有用な利用方法ではないでしょうか。