当たり前のように浴びている「紫外線」、その性質を知って上手くやり過ごしましょう!

2015年 3月 6日

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時期がくると悩まされるのが「紫外線」による日焼けではないでしょうか。
アウトドアが楽しくなる時期には要注意、冬でも注意が必要ですが…。

眩しい太陽に誘われても「日焼けはイヤ!!」と思いますよね、でも日焼け以外に何が起きているのかが分かると意外と対処しやすいかもしれませんね。

*** 紫外線ってどんなもの?…
人間には認識できる光(色)が限られています、それは耳から得られる音(可聴周波数:20Hz~20kHz)と同じ仕組みです。
大体400nm~700nmの波長が可視光線とされています。(個人差はあります)
波長が短い順に、紫-紺(藍)-青-緑-黄-オレンジ-赤と色が認識できるのです。

この可視光線よりも短い又は長い波長(人間には見えていない)を、
ガンマ線-X線-紫外線-「可視光線」-赤外線-電波(波長の短い順)と言います。

紫外線にも「近紫外線」「中紫外線」「遠紫外線」とあります。
よく日焼けが気になる季節にCMで「UV-A」「UV-B」と言われています。
「UV-A」は近紫外線(約320nm~約400nmの波長)で比較的軽度の日焼けができる波長域です。
「UV-B」は中紫外線(約280nm~約320nmの波長)でUV-Aよりも皮膚や目に影響を与えやすい波長域とされています。
(近紫外線は約100nm~約280nmと言われています)
特に「UV-A」というキーワードが多く聞かれると思います。
「UV-C」「UV-B」は大気圏や成層圏(オゾン層)を通過できないまたは減少します。
「UV-A」が注目視されているのは「可視光線」に近いので地上にまで到達するからです。

*** 紫外線から受ける影響…
日焼けの症状として「皮膚の免疫力の低下」による皮膚がん、皮膚の過敏症状があります。
その反面(?)ビタミンDの生成には必要不可欠なのも有名なポイントです。
ビタミンDはカルシウムの摂取に必要とされるものですが、食事からでも充分摂れるので積極的になりすぎるのも危険ですね。
目への影響も大きいことはご存知でしょう、角膜円や白内障の起因にもなってしまいます。

*** X線の概要…
X線は1pm~10nmの波長の電磁波(放射線)です、レントゲン撮影にも使用されているものです。
主に医療分野(CTやレントゲン撮影)で活躍しています。
非破壊検査で使用すれば構造内部の様子を見ることができます。
また、空港では搭乗手続き時の手荷物検査でも使用されています。
最近ではセロハンテープをはがす際の摩擦によるX線の発生が観測されています。(真空下で30mm/sの剥離時において)

X線や紫外線も波長により影響(性質)に違いが出てきます。
こういった影響(性質)を「早めに」「しっかり」と抑えておけばお肌もギモンもクリアになるのでは?