工程管理について

2014年 2月 18日

ilm01_ae02015-s

製造業において重要な製品の流れを把握するうえで、自社内での管理方法を徹底する事が重要だと言われています。
これにはいくつかの押さえておきたいポイントがあると思います

決められた納期に、決められた品質で、決められた数量を製造できるかが前提ですから、
作業手順に合った段取りと配置の見直し、工程内のムダや改善の発見が大事です。
しかし、この見直し自体が作業員へのプレッシャーとならないように配慮する事も必要です。

その際にはその部署(一部)のリーダーだけではなく、全体のリーダーもこの流れを把握しておく必要があります。
当たり前ですが、各工程内の管理はできていても全体の流れを掴めていなければ意味がありません。

各工程にかかる時間を測定して管理する事や、全体の流れに偏りが出ないような配置へと見直すようにしたいものです。
作業員がいちいち準備や運搬などをして席を立てば、作業効率をダウンさせてしまいます。
各リーダーは必要な部材や工程内環境の整備はしておかなければなりません。

自分の工程から次の作業員への工程へと移行した際に、スムーズに連携できるようにすれば想定内での作業完了も出来るはずです。
作業員に無理な高効率化を提示すれば、作業に負荷がかかり作業品質の低下を引き起こしてしまう事もあり得ます。
工程によって作業の完了までの時間が違うはずです、あまりにも速い工程のペースでモノを流すことは仕掛品の停留が起きます。
この停留は前後の作業工程に、少なからず影響を与えることは確実です。

大量に一気に流すことよりも、安定品質・作業時間の平均化の図れるプランを立てることが重要です。
仕掛品の停留が大量に発生すれば、その処理をするために余計な工程をひとつ作ってしまうことになります。
誰が(どの工程が)・どれだけの時間で・どれだけ作業出来たのかを把握する事がスムーズな工程管理の基本でしょう。
作業のスケジュールも前工程や後工程への関わり具合を把握した上で計画したいものです。

各個人のスキルアップの指導に時間を費やすよりも、各工程内のレベルに応じた作業員の配置ができるかどうかがリーダーの技量でもあるでしょう。
まさに作業内容と作業員の管理ができている証拠にもなるはずです。