特撮映画に登場した「超高水圧式カッター」

2016年 3月 4日

宇宙人
私が学生のころ、有名な「怪奇特撮番組の映画化」が、されるという事で
友人と盛り上がった物です。
私も見ましたが・・「これは、面白いんだろうか?」・・友人も同意見でした。
内容としては、推理サスペンスにSF要素が加わった感じで、
トリックとしては、「凶器は氷でした!」・・ここまで来れば勘の鋭い方は、
もうお分かりですね。「宇宙人が口から水を吐いて市民を殺害するんです!!」
その証拠を追っかける。てな内容でした。
「警部!遺体の頭部が塗れています!これは・・塩水です!」・・・面白いのか?この映画?
という訳で、今回は「水」を題材に「ウォーター・カッター」の事を調べようと思います。

切削加工技術・「ウォータージェット」とは(-以下、ウィキペディアより引用-)

300MPa程に加圧された水を0.1mm~1mmほどの小さい穴などを通して得られる細い水流の事。
これを用いて切断などの加工を行うことをウォータージェット加工、ウォータージェット切断と言う。
また、刃のように切断されるため「ウォーターカッター」 とも言われる。ただし、「切る」というよりは
「水流の当たった部分を吹き飛ばす」ととらえるほうが正しいイメージである。
水流の速度は、多くの場合500~800m/s程だが、マッハ3に達する高速なものもある。
水流の速度を落とし、金属面やガラス面についた汚れを落とすこともできる。

特長

加工部に熱が加わらないので、熱に弱い物質の加工が可能である。
FRP(プリント基板)、紙、ゴムシートなどの軟質材、またその他の非金属材料に有効である。
容易に加工粉塵が回収できるので、炭素繊維強化プラスチック等の粉塵の出る材料の加工に向く。
手術などの医療用途にも用いられる。
消防活動にも用いられる。引火を避ける目的や被害者の安全のためにバーナーやエンジンカッターなど
火花が発生する救助資機材が使用できずに救助が難航したのを教訓に2007年に東京消防庁や
特別高度救助隊(ハイパーレスキューなど)を置く政令指定都市の消防本部に配備された。

アブレシブジェット加工

水だけで加工するもの以外に、水に何らかの研磨材を添加して加工するものをアブレシブジェット加工という。
アブレシブジェットは、材料を選ばないところが大きな特徴である。鉄筋コンクリート、ガラス、鉄鋼などから
宝石、ダイヤモンドまでも切断可能である。また、複合材料の加工や厚いものの加工も可能である。

それぞれの問題点

ウォータージェット加工(アクアジェット切断)

硬質材の加工には向いていない。
厚いものを加工すると、ノズルの先端から離れるにしたがって、加工精度が落ちる。
被加工物が濡れる。
アブレシブジェット加工:

ランニングコストが高い。騒音がかなり大きい。(90dB(A)程度)。研磨剤の後処理に費用がかかる。
カーフ幅が、0.7mm~1.5mmと広い被加工物が濡れる。(-以上。ほぼ、抜粋-)

と、いう事で、凶器としてはとても有効なようです。というよりも、工業用の工作機械として、
とても有用なようです。えーと・・今回は、特にありません。(宇宙人のデザインは土偶っぽかったです)