銘板彫刻の文字書体
2014年 2月 5日
機械彫刻は、カッターの回転で彫り込みます、そのため丸ゴシック体になります。
◆機械彫刻用の種文字は、従来は倣い彫刻機で作成していました。文字の良さが彫刻屋の評価になり、熟練の職人が
手作業で作成した字母が、彫刻屋の財産でした。
◆彫刻文字の特徴は、線文字構成です。線に沿って刃物が回転しながら移動、刃物の幅が文字の太さになります。
◆機械彫刻書体には日本工業規格で定められた、JIS規格文字があります。
◆手彫り時代にできた規格のため、機械的に難しい文字部分は省略してあります、はねをなくしたり、「馬」の中の「灬」を
右上がりの「一」など国語的に誤った文字があります。誤りとの指摘されることが多いため、現在ではJIS文字を使用する
ことが少なく正しい文字で作成された文字を使用することが一般的です。
◆機械彫刻のデジタル化が進み、ソフトウェア会社が、正しい文字で作成された線文字(ベクトルフォント)を使用して銘板
や表示板などを製作します。
カッターが回転して彫刻、刃物幅が文字幅回転しな
がら彫り込みのため必然的に丸ゴシックになります。
FAX 0532-55-3677 原稿をお送りください。御見積りいたします。