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食べ物でロボットを造ろう!山形大学が3Dプリンターで挑戦

 

最近様々なところで活躍している移動ロボット。いわゆる「無人探査機」のようなものですが、それを食べ物で制作するという試みがあるようです。今回はそんなお話です。

 

食べ物で移動ロボットを造ろう!

この食べ物でロボットを造ろう!というプロジェクトを発足させたのは山形大学の井桁幹人大学院生と小川純准教授、古川英光教授ら。古川教授は以前、このブログの記事でも取り上げた、「未来のラーメン」を作った方です。今回、彼らが開発したものは、車輪などの部品を3次元(3D)フードプリンターで作製した「食べられる移動ロボット」。既製品ではなく、ペーストをスクリュー式3Dプリンターで造形したそうです。

 

ベルトや歯車はグミ

移動ロボットの部品が食べられるといっても何で出来ているかというと、ベルトや歯車はグミ、車輪はクッキー、車軸は飴(あめ)で作製したとのことです。「ホントに動くの!?」と思ってしまいますが、4輪の移動ロボを作製すると、秒速3センチメートルで走ったそうです。動作確認までバッチリですね。

 

お菓子ならではの問題も

ただ、このロボットひとつ大きな問題が。それは、「壊れやすい」事。グミ製のタイミングベルトは歯が滑って空転することがあり、また食材部品同士は嵌(は)め合いが悪く、外れることがあるとのこと。ですが、外れやすい食材部品は動物に食べられても問題ない材料で構成できるのも利点のひとつになりそうです。

 

食べられない部品もある

そんな食べられるロボットですが、一部食べられない部品も使っているとのこと。フレームには樹脂、モーターや電池は通常の部品を使っているそうです。改良点として、電池などの非可食部品は動物の口に入らない大きさにまとめて樹脂などで封止したり、地面や壁などに埋め込んで可食部品機構で力を伝達したりする必要があるとのことです。

 

【ヘンゼルとグレーテル】が現実に

この記事を見たとき、初めに僕が思ったのは、【ヘンゼルとグレーテル】でした。この物語にはお菓子の家が出てきて、子供ながらにメルヘンだと思ったのですが、まさか現実でお菓子でできた食べられるロボットが開発されようとは、思ってもみませんでした。お菓子の家よりだいぶハイテクな感じはしますが、今や3Dプリンターで家や駅舎まで作れる時代です。(このブログの別の記事でご紹介しています!)もしかしたら、これらの技術を組み合わせれば本当にお菓子の家が作れる未来がくるかもしれないですね!

出典

ニュースイッチ(2025年07月08日付)2026年2月26日閲覧