総力を結集!山形大学が開発したラーメンがおいしそう

突然ですが、皆さんラーメンは好きですか?味噌、醤油、塩…、一口にラーメンと言ってもたくさんの味と種類がありますが、今回はその中でも豚骨ラーメンを取り上げたいと思います。なぜここでラーメンの話題を取り上げるのか。実は「あの人」がまた新しくラーメンを作ったそうなんです。ご紹介しますね。
「あの人」がまたラーメン作っちゃってた
今回取り上げるラーメンを作ったのは、僕の書くブログの記事ではもはやおなじみとなった(?)山形大学工学部の古川英光教授。過去には万博に出展した「未来のラーメン」や「食べられるロボット」などを制作し、ここの記事でも取り上げさせて頂きました。今回で僕の執筆するブログには3度目の登場となります。(以前の古川教授の研究を取り上げた記事もぜひご覧ください。)そんな古川教授は今回、公開講座「ラーメン工学科」にて研究室で開発した豚骨風ラーメンを提供しました。
最新のラーメン研究の成果を1杯のどんぶりに―。
今回提供された古川教授のラーメンは、麺を食品3DプリンターとAI(人工知能)搭載の食感解析装置で設計し、スープは万博でタッグを組んだ不二製油と共同で植物性原料のみで仕上げを行ったものを使い、そして、具材のナルトにも3Dプリンターを使用。香り評価装置で口中で香りが広がる形状に調整しているそうです。
味は好評
そんな最新の技術を使って作られた古川教授渾身の1杯ですが、肝心のお味の方はというと大好評。参加者からは「おいしいを通りこして、うまい」との声もあり、公開講座は大成功だったようです。
デザートにもテクノロジー
また、今回の講座ではラーメンのほかにもデザートとしていちごセーキとシフォンケーキが提供されました。もちろんこのデザートもふつうのいちごセーキやシフォンケーキではなく、凍結粉砕技術を使って風味と食感を高めたいちごを使用しているそうです。凍結させたいちごを使ったデザート…どんな味がするんでしょうか?一度食べてみたいですね。
古川教授の次なる「野望」
古川教授はこの公開講座やラーメン開発を通して「大学ならではの新しいラーメンをつくりたい」と語り、将来はコース料理「ラーメン懐石」を開発したいとしています。開発できた暁には飲食店での提供を目指しているとのこと。古川教授によるラーメンの探求はまだまだ続きそうです。教授の「野望」が成った時には、街のラーメン屋さんでラーメンのコース料理が当たり前になっているのかもしれませんね。
出典
ニュースイッチ『「おいしいを通りこして、うまい」…山形大が技術結集で開発、豚骨風ラーメンのお味は?』(2026年04月02日付 2026年4月16日閲覧)
食べ物でロボットを造ろう!山形大学が3Dプリンターで挑戦

最近様々なところで活躍している移動ロボット。いわゆる「無人探査機」のようなものですが、それを食べ物で制作するという試みがあるようです。今回はそんなお話です。
食べ物で移動ロボットを造ろう!
この食べ物でロボットを造ろう!というプロジェクトを発足させたのは山形大学の井桁幹人大学院生と小川純准教授、古川英光教授ら。古川教授は以前、このブログの記事でも取り上げた、「未来のラーメン」を作った方です。今回、彼らが開発したものは、車輪などの部品を3次元(3D)フードプリンターで作製した「食べられる移動ロボット」。既製品ではなく、ペーストをスクリュー式3Dプリンターで造形したそうです。
ベルトや歯車はグミ
移動ロボットの部品が食べられるといっても何で出来ているかというと、ベルトや歯車はグミ、車輪はクッキー、車軸は飴(あめ)で作製したとのことです。「ホントに動くの!?」と思ってしまいますが、4輪の移動ロボを作製すると、秒速3センチメートルで走ったそうです。動作確認までバッチリですね。
お菓子ならではの問題も
ただ、このロボットひとつ大きな問題が。それは、「壊れやすい」事。グミ製のタイミングベルトは歯が滑って空転することがあり、また食材部品同士は嵌(は)め合いが悪く、外れることがあるとのこと。ですが、外れやすい食材部品は動物に食べられても問題ない材料で構成できるのも利点のひとつになりそうです。
食べられない部品もある
そんな食べられるロボットですが、一部食べられない部品も使っているとのこと。フレームには樹脂、モーターや電池は通常の部品を使っているそうです。改良点として、電池などの非可食部品は動物の口に入らない大きさにまとめて樹脂などで封止したり、地面や壁などに埋め込んで可食部品機構で力を伝達したりする必要があるとのことです。
【ヘンゼルとグレーテル】が現実に
この記事を見たとき、初めに僕が思ったのは、【ヘンゼルとグレーテル】でした。この物語にはお菓子の家が出てきて、子供ながらにメルヘンだと思ったのですが、まさか現実でお菓子でできた食べられるロボットが開発されようとは、思ってもみませんでした。お菓子の家よりだいぶハイテクな感じはしますが、今や3Dプリンターで家や駅舎まで作れる時代です。(このブログの別の記事でご紹介しています!)もしかしたら、これらの技術を組み合わせれば本当にお菓子の家が作れる未来がくるかもしれないですね!
出典
ニュースイッチ(2025年07月08日付)2026年2月26日閲覧
基礎工事は終電後―始発前の間!JR西日本が世界初、3Dプリンターで駅舎を建設

鉄道の玄関口、駅。東京駅や金沢駅など様々なデザインがありますが、その駅を最新技術で作ろうという構想があるそうです。今日はそんな挑戦のお話です。
JR西日本が新駅舎建設
この駅を最新技術で作ろうとしている企業はJR西日本。亀山駅から新宮駅を経て和歌山市駅までを結ぶ紀勢本線の初島駅(和歌山県有田市)の新駅舎を建設します。問題は建築技術ですが、使うのは3次元(3D)プリンターとのことです。以前、3次元(3D)プリンターで作った建造物が大阪・関西万博で展示されたというニュースをお話しましたが、駅舎まで作られようとは・・・。3Dプリンターの建築、じつはもう身近になりつつあるんですかね?
基礎工事の所要時間、数時間
3Dプリンターで駅舎を建設するのも驚きですが、さらに驚きなのが基礎の出来上がりの速さ。なんと終電後―始発前の間に組み上げから躯体完成を行い出来上がったとのことです。数時間で基礎ができるなんて、凄い速さですよね。もちろん、3Dプリンターでの駅舎建設は世界初で、接合は現地ではクレーンでパーツを組み上げて行ったそうです。
3Dプリンターで作ることのメリット
3Dプリンターで建設するメリットとして、次の2つが挙げられます。1つめは現場での作業を効率化。鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの在来工法に比べて工期を短縮できるそうです。確かにやることといえば、プリンターでパーツを出力し、現場でくみ上げる事。ずいぶん工期を短縮出来そうです。2つめはデザインの自由化。プレキャスト工法のような型枠を用いないことで、デザインの自由度が上がり、独創的なデザインにすることも可能です。なお、耐久性や耐食性はあるそうです。
プリンター建設、拡大予定
JR西日本は、これを契機に3Dプリンターを使った建設や維持管理のコスト効果を検証。他駅への展開可能性を検討する予定とのことです。今回の新駅舎建設は老朽化した木造駅舎の建て替えに伴うものだそうで、この先コスト効果の結果次第では、建て替えは3Dプリンターで行う事が当たり前になりそうですね!
出典
ニュースイッチ 2025年03月19日付(2026年2月12日閲覧)
木造ではなく、「森造」!?やがて森になる建築がすごい

昔から日本の建築物に多く使われてきた木造建築。その名の通り木を使った建築工法のことですが、未来の建築は「木を使って家を造る」から、「森そのもの」を造る事につながるかもしれません。今日はそんなお話です。
大阪・関西万博に設置された未来の建築
総合建築メーカー竹中工務店が大阪・関西万博にて会場内にドーム型の仮設建築2棟を提供しました。このドーム型の仮設建築こそ今回紹介する「未来の建築」です。「森になる建築」と名付けられ、来場者の休憩場所として使われていた同施設ですが、建築に使用したのはなんと最先端の3次元(3D)プリンター。ついに3Dプリンターで住宅まで作れるようになってしまいました。すごいですね・・・。外観は全体的に丸みを帯びつつ、上部がすぼまった動物の巣を想起させるデザインで、内部には壁側に沿って円形のベンチを設置。万博が開幕した4月以降、来場者向けのさまざまなイベントの会場としても活用されていたそうです。
「森になる」をコンセプトに
でも「3Dプリンターで建造物を作るなら、何が材料になるの?」ち思った方もいらっしゃるかもしれません。3Dプリンターで使用できる材料は主にフィラメントと呼ばれる樹脂です。普通の建築と同じように木造だったり鉄骨造、鉄筋コンクリート造ではないんですね。今回の建築にも素材には生分解性の樹脂を使用しており、万博での利用が終わると微生物に分解されて土に還り、やがて森になるというコンセプトを反映させています。また、「生分解性樹脂を構造材として一体造形した、世界最大の3Dプリント建築」として、ギネスの世界記録にも認定されたそうです。
「建物を造った後はどうするの?」という問題の解決策
何とか建物は建てた。でもそれを壊すことになったとき、重機から発生する排気ガスや有害物質の廃棄などにより環境に影響を及ぼします。他にも鉄とかコンクリートだと処理に手間取ります。でもこの建築に使われている生分解性樹脂なら微生物が分解してくれます。従来のスクラップ&ビルドから土に還る建築へ―。提供した竹中工務店は環境との調和と社会との共創を目指した革新的な建築技術の開発に取り組んでいく方針を示しています。
この森を造る建築、これから増えていくといいですね!
出典
ニュースイッチ 2025年06月21日付(2026年2月12日閲覧)
未来のラーメンはこうなる!?3Dプリンターで出来たラーメンが万博で展示

専門雑誌が発行されたり、有名店を一堂に集めたイベントが開催されたりと、今や国民食となったラーメン。
今日は、そんなみんな大好きなラーメンの「未来の形」をご紹介いたします。
意外なもので作ったラーメン
昨年開催された大阪・関西万博。その特別パビリオンで山形大学工学部の古川英光教授らがあるラーメンを展示、提供しました。
そのラーメンは、米粉から3次元(3D)フードプリンターで作った麺、『ダブル縮れ麺』を用いた“未来型ラーメン”。
古川教授の研究チームは、将来の食糧危機を見据え、さまざまな食品を冷凍粉砕してゲルやパウダーに変化させ、栄養やおいしさを含んだまま長期保存できる技術を開発し、3Dプリンターを利用して食品や料理として再現する研究を行っています。
このラーメンは同じ大阪府に本社を構える不二製油が主催するフォーラム「あたらしい“食”の境界線」の一環で展示、提供され、同社の油脂とたん白を組み合わせて「満足感」をつくる技術を用いたスープ「MIRACORE」を使用しているとのことです。なお、会場での試食は計80人で、来場者による試食アンケートでは「良い食感」などの感想を得たそうです。
3Dプリンターで食品が作れる時代に
少し前まで、3Dプリンターといえばフィギュアやスマホのケースなどを製作するのが一般的でした。しかし、今やついに3Dプリンターで食品が作れる時代に突入しようとしているのかもしれません。徐々に浸透してきているとはいえ、まさか3Dプリンターでラーメン(しかも器でなく中身のほう)が作れる時代になろうとは…。驚きですね!
そして、その披露の場が世界中の最新技術が集まる万博というのも、ワクワクします。
3Dプリンターが未来の技術だった時代から、フィギュアやスマホのケースが自分で作れるようになり、今度は食べ物が作れるようになりました。果たして未来の3Dプリンターの技術では、何が作れるようになるのでしょうか?今から楽しみで仕方ありません。
出典
ニュースイッチ 『万博で実証展示、“未来のラーメン”が面白い…3Dプリンターで独自食感』(2025年09月04日付2026年1月7日閲覧)
産経ニュース『3Dプリンターによる「未来の食」大阪から 光る明石焼き、未来型ラーメン…万博にも出展』(2025/11/10付,2026年1月8日閲覧)