複合機能型水処理
2025年6月12日
複合機能型水処理施設銘板例
ステンレス板 サイズ145×190 厚み0.8 4-φ2.5 黒 半艶
複合機能型水処理とは、水処理において複数の機能や技術を組み合わせて、より高効率・高性能な水処理を実現する方法を指します。従来の単一の処理方式(沈殿、ろ過、活性汚泥法など)では対応が難しい多様な水質汚濁物質や変動に対し、複合的な手法で対応できるのが特徴です。
🔧 主な「複合機能」の構成例:
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物理的処理 + 化学的処理 + 生物的処理
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例:スクリーン(ごみ除去)→ 凝集沈殿(SS・濁質除去)→ 活性汚泥法(BOD・COD除去)
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膜処理技術(MF/UF/ROなど)との組み合わせ
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超微細ろ過膜や逆浸透膜を活用し、微粒子、細菌、ウイルス、溶解性有機物などを除去。
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オゾン処理・紫外線処理との併用
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殺菌、脱色、難分解性有機物の分解を促進。
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高度処理との融合
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高度凝集剤、吸着剤(活性炭など)、生物活性炭などを使い、においや色、残留栄養塩類を除去。
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📈 利点
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多様な汚染物質への対応力が高い
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処理水の水質が安定しやすい
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スペース効率・エネルギー効率が改善されることもある
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下水再生水や工業用水への高度利用が可能
🏭 主な用途
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下水処理場の高度処理
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工場排水の再利用処理
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災害時の仮設水処理設備
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飲料水・超純水の製造前処理
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農業用水の浄化
例:複合機能型水処理システムの構成(工場排水向け)
このような構成で、SS(浮遊物質)、BOD/COD(有機汚濁物質)、重金属、病原体などを効率的に除去できます。
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