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段ボールの種類

段ボール製造機械の操作銘板例

アルミ板 サイズ100×150 厚み2.0  7-φ25.5 10-φ7.5 6-φ3.5 彫刻方式


段ボールは、用途や構造によってさまざまな種類があります。以下に主な種類を紹介します。


1. 構造による分類(フルートの種類)

段ボールは「ライナー」と呼ばれる平らな紙と、「中しん(フルート)」と呼ばれる波形の紙から作られています。フルートの種類によって段ボールの厚みや強度が異なります。

フルートの種類 厚さ(目安) 特徴
Aフルート 約5mm 衝撃吸収性が高く、強度あり。主に梱包用。
Bフルート 約3mm 比較的薄く、印刷がきれい。食品などに多用。
Cフルート 約4mm AとBの中間。強度と薄さのバランスが良い。
Eフルート 約1.5mm 薄くて軽く、化粧箱や小物用。印刷も向いている。
Fフルート 約1mm 非常に薄く、高級パッケージやギフト箱向け。

2. 層の数による分類

構造 名称 特徴
1層 シングルフェイス(片面段ボール) 片面だけにライナーを貼ったもの。商品保護の緩衝材に使用。
2層 シングルウォール(二層段ボール) 一般的な段ボール箱の構造。軽くて強度もそこそこ。
3層 ダブルウォール(三層段ボール) フルートが2層あるので強度が高い。重い荷物用。
4層 トリプルウォール(四層段ボール) 非常に丈夫で、工業製品や輸出用の梱包に使われる。

3. 表面材による種類

材質 特徴
クラフト紙 茶色で一般的なタイプ。強度が高い。
白ライナー 表面が白く、印刷に向いている。
防水・耐油加工 特殊コーティングされていて、食品や液体商品に使用される。

4. 用途による分類

用途
引越し用段ボール 大きくて丈夫。衣類や本などに使う。
宅配用段ボール コンパクトサイズでネット通販などに。
ギフト用・化粧箱 見た目が美しく、薄型のEフルートやFフルートを使用。
野菜・果物用段ボール 通気性や強度を考慮した構造。

 

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