段ボールの種類
2025年5月29日
段ボール製造機械の操作銘板例

アルミ板 サイズ100×150 厚み2.0 7-φ25.5 10-φ7.5 6-φ3.5 彫刻方式
段ボールは、用途や構造によってさまざまな種類があります。以下に主な種類を紹介します。
1. 構造による分類(フルートの種類)
段ボールは「ライナー」と呼ばれる平らな紙と、「中しん(フルート)」と呼ばれる波形の紙から作られています。フルートの種類によって段ボールの厚みや強度が異なります。
| フルートの種類 | 厚さ(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| Aフルート | 約5mm | 衝撃吸収性が高く、強度あり。主に梱包用。 |
| Bフルート | 約3mm | 比較的薄く、印刷がきれい。食品などに多用。 |
| Cフルート | 約4mm | AとBの中間。強度と薄さのバランスが良い。 |
| Eフルート | 約1.5mm | 薄くて軽く、化粧箱や小物用。印刷も向いている。 |
| Fフルート | 約1mm | 非常に薄く、高級パッケージやギフト箱向け。 |
2. 層の数による分類
| 構造 | 名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1層 | シングルフェイス(片面段ボール) | 片面だけにライナーを貼ったもの。商品保護の緩衝材に使用。 |
| 2層 | シングルウォール(二層段ボール) | 一般的な段ボール箱の構造。軽くて強度もそこそこ。 |
| 3層 | ダブルウォール(三層段ボール) | フルートが2層あるので強度が高い。重い荷物用。 |
| 4層 | トリプルウォール(四層段ボール) | 非常に丈夫で、工業製品や輸出用の梱包に使われる。 |
3. 表面材による種類
| 材質 | 特徴 |
|---|---|
| クラフト紙 | 茶色で一般的なタイプ。強度が高い。 |
| 白ライナー | 表面が白く、印刷に向いている。 |
| 防水・耐油加工 | 特殊コーティングされていて、食品や液体商品に使用される。 |
4. 用途による分類
| 用途 | 例 |
|---|---|
| 引越し用段ボール | 大きくて丈夫。衣類や本などに使う。 |
| 宅配用段ボール | コンパクトサイズでネット通販などに。 |
| ギフト用・化粧箱 | 見た目が美しく、薄型のEフルートやFフルートを使用。 |
| 野菜・果物用段ボール | 通気性や強度を考慮した構造。 |
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