オリビン
2025年4月24日
オリビンサンド設備のシール銘板
サイズ150×25 白テトロン#50+ラミレート 黒文字
オリビン(Olivine)は、地球のマントルに多く含まれるケイ酸塩鉱物で、緑色系の色合いを持つことが特徴です。以下にその特徴や組成、用途などを簡潔にまとめます:
🔷 基本情報
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化学式: (Mg,Fe)_2SiO_4
→ マグネシウム(Mg)と鉄(Fe)の割合によって、**フォルステライト(Mgが多い)とファイヤライト(Feが多い)**に分類されます。 -
結晶系:斜方晶系(オーソロームビック)
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硬度:6.5 ~ 7(モース硬度)
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色:黄緑~オリーブグリーン(鉄が多いほど暗くなる)
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比重:3.2 ~ 4.5
🔷 主な産地と分布
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地球の上部マントルに多く存在。
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地表では**火成岩(特に玄武岩やかんらん岩)**の中に見られる。
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有名な産地:ハワイ、ノルウェー、アリゾナ州(ペリドットとしても知られる)
🔷 用途
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宝石:透明な高品質のものは「ペリドット」として使用。
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耐火材料:高温に強いため、炉材などに利用されることも。
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地球科学・惑星科学:マントルや隕石の研究で重要な手がかりとなる。
🔷 その他の特徴
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風化しやすい:地表では比較的早く分解され、セリサイトや粘土鉱物に変わることが多い。
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隕石にも含まれる:コンドライト隕石などでよく見られる。
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