「デジタルサイネージ」は、”集客率向上”や”その場にいるすべての人への情報伝達”に貢献

2015年 5月 29日

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ネオンきらめく繁華街で「いかに目立つか」これで集客力も変わります。

「デジタルサイネージ」という言葉を初めて耳にする方もいらっしゃるでしょう。
説明されれば「あ~!!アレか!!!」と納得できるハズ。

*** 技術の集結が集客力にもつながります…
今やディスプレイも薄く曲面にも設置できる時代ですので、さまざまな場所・タイミングで広告が流せるようになっています。
端末や無線で繋がっているようにすれば情報の更新も素早く対応できます。

以前まではLEDの看板が多く一定の情報を繰り返し流す方法が多く、発色も単色が多くカラー対応のものは高価でした。
動画や音声でのアピールはさすがにLEDのみでは充分に引き出せないのは確かです。
ただし、イニシャルコスト、ランニングコストといった費用面、維持管理のできる人材の確保といった課題もあります。

*** 紙媒体での広告と何が違うのでしょうか…
紙媒体の広告では、企画・製作・印刷・配布などにある程度時間がかかります、また配布した相手にしか伝わらないという点があります。
※ 限定地域に特化した広告では「紙媒体によるポスティング」も効果はありますね。

デジタルサイネージという手段なら定点での情報発信にも関わらず、多くの方に向けた情報提供ができます。
流す情報も商用目的のものから公的な情報告知など必要とされるものを即座に提供できるのも特徴でしょう。
たとえば公共のスペースなどでの情報提供ではスポンサー契約などといった方法がとられています。
複数企業や団体・機関といった分野を越えた参画によって「一斉に皆さんに向けて発信する」という大きな役割も果たします。

広告にかかる費用も削減でき、時間帯によってアピールする商品や情報を変えることでターゲットを絞った宣伝効果が期待できるものです。
さらに広告の内容も通信でできる(USB端末などもあり)のでスピーディーですし、付け外しといった手間もかからないので作業もラクです。
電車の車両に液晶ディスプレイが採用されていますが、電車の中吊り広告などもだんだん無くなっていくのでしょうか?
(先日バスで通勤したのですが、車内には液晶ディスプレイが設置されていて「路線図・料金・協賛スポンサーの広告など」の表示や案内があってとても便利でした)
また設置側もセンサーなどの活用で人通りが無いときには「エコ運転」=消灯しておけば良いのですから維持もしやすいでしょう。

このデジタルサイネージの市場規模も「2006年頃の約650億円」から「2013年には約1100億円」「2014年には約1666億円」と飛躍しています。
これはハードウェア面・ソフトウェア面両方を合わせたものですがこれらの伸びは各種産業にも影響をもたらします。

パネル・ユニット製造や設置する業者さん、また広告や情報を企画・製作・更新・管理する企業も潤います。
紙媒体から携帯端末などといったメディアへと移っていく中で最大のメリットを享受するのは誰になるんでしょうか?