「メガネ」のレンズ加工と性能の関係って?

2015年 2月 10日

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季節が変わると日の出・日の入りも変わります、マイカー通勤で眩しい思いをされている方も多いのでは?

メガネをかけていると「夏場の強い日差しはかえって眩しい」「冬はすぐ暗くなってよく見えない、でも対向車のライトは眩しい」などの経験は味わわないと分かりませんよね。

視力の関係で「メガネは必要!!」でも使用環境によっては負担になります。
何本ものメガネをシーンによって使い分けるのも大変ですよね、ひと昔前は当然だったようですが今はレンズの性能がアップしたおかげでマルチに活躍するメガネも出てきていますね。

*** 「従来のレンズ」と「今のレンズ」では何が違うのでしょうか、ちょっと見てみましょう!!

メガネのレンズの表面のコーティングでは、保管したり携行する際や勉強や仕事中などメガネをかけた時におきやすい
「水滴・皮脂汚れ・擦れなどによるキズ・室内外との気温差による曇り」に対応できるような加工がされています。
たとえば. . .
・パソコンやスマホの画面からのブルーライト(青色光)に対応できるコーティング
・ケース以外の場所にしまったりすると付いてしまうキズから守るハードコーティング
・屋外使用時での光の反射や紫外線からの影響を抑え、雨や汚れから守る多層コーティング
などの加工による保護は「レンズの長寿命化」「使用時の性能向上」に貢献しているのではないでしょうか。

レンズの加工では「厚さ」も重要なポイントになってきますね。
「薄い」方が屈折率(※1)が高くなります、レンズ自体も「薄い=軽い」レンズでの仕上がりとなるのです。
※1:光の進み方、水面に光を当てると1.3度の屈折率で光は進みます。度数が高い方には、薄く高い屈折率のレンズが使用されます。

そのレンズも素材によって重さが変わります。
樹脂製(プラスチック)のものなら軽く仕上げられますが、ガラス製では結構重くなります。
しかし高耐久性や高品質を求めると重くてもガラス製のレンズ(※2)になってしまうのではないでしょうか。
※2:水は1cc=1gです。ガラス製のレンズでは同じ1ccでも「約2g以上」の重さになってしまいます。(樹脂製なら約1.5g)

また装着する “人間側” の状況によって性能の差が出てきます。
夜間のクルマの運転時には「暗闇の中でも、歩行者や自転車の認識」が重要になります。
しかし「対向車のライトや道路沿いの建物からの照明など」は突然目に入ってきて眩しくストレスになります。
いくら眩しいからって夜間にサングラスなんて見えないでしょ!!!(当たり前!!)
でも何もなしでは「眩しくてツライ」というややこしい条件下でも使用できるサングラスがあるのをご存知ですか?
黄色のレンズ(度はついていません)のものが以外と活躍するんです!
私は「老眼」+「ショボショボ」なので夜間のドライブは極力避けていたんですがこれは”オススメ!!”(広告ではありませんよ…)

あとレンズでも「コンタクトレンズ」を装用されている方へ…
「緑膿菌性角膜潰瘍」と「アカントアメーバ角膜炎」という病気をご存知でしょうか?
重篤ですと失明にまで陥ってしまうそうですよ、毎日のメンテナンスはしっかりしましょうね。
こちらを是非お読みください。