「ホームセンター」のワナ?ついつい行っちゃうその訳は?

2014年 12月 5日

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ついつい足を運んでしまう「ホームセンター」、確かに必要なものを見に行っただけなのに長居してしまいます。

特に「工具コーナー」や「カー用品」「ペットコーナー」はお決まりのコース。
でも「ホームセンター」はなぜこんなに魅力的なのでしょうか?(自分だけでしょうか?)

あるテレビ番組で、「少ない選択肢と多い選択肢ではどちらが興味をもってもらえるか?」という実験をしていました。
答えは「多い選択肢がある方」がより興味を持ってもらえる事が実証されました。

ホームセンターには日用品からプロ仕様の専門工具までワクワクするほどの品揃えですからね。
お店側にしてみれば「滞在時間を稼げる」「予定以外の商品を購入してもらえる」というメリットがあるのです。
また「大量仕入れ」による価格の調整も大型店舗などではよく耳にすることですよね。

購入者側にしてみれば「バリエーション」が多くなれば予算内での購入が可能になります。
価格が抑えられれば「あと○千円プラスしてワンランク上の商品を買おう」という事にもなります。

さらに工具コーナーを見るとよく分かるのですが、日曜大工レベルではなく専門的な工具などが陳列されています。
電動ドライバーなら「チョット使う分」でしたら家庭用の数千円程度のものでも充分ですよね。
でも数万円のドリルドライバーまでとても手が出ないような値段ではないので購入されていく方もいるようです。
(道具から入っていくタイプの方でしょうか)
また「ねじ」「釘」「接着剤」「塗料」などなど商品点数も多く取りそろえているのが当たり前になっています。
それも少量での販売がメインになってきていますので購入者側としては「使いきれる」という安心感もありますが、逆に「足りないといけないからいくつか購入していく」という複数点数の購入もお店側としては期待できます。
購入者側もネットで評判の良い商品を事前にリサーチしてきている方も多いので、お店側としては情報もしっかりと把握しておかねばなりません。

ホームセンターで揃えた資材でもがんばって作業していけば、簡単な修繕なら素人でも「材料の加工」「組み付け」「シリコンコ―キング」など一通りの作業ができます。
それもPB(プライベートブランド)商品も多くなり価格面でも「お試し感覚」で購入できるので、間口が広がったといえるでしょう。
こういった購買意欲を左右するような商品の仕入れや陳列・展開などはどの業界でも同じような方法がとられています。

メーカー側も自社商品のクオリティをプロ仕様にまで引き上げる事で簡単に確実な作業ができるようになっています。
食料品でも「業務用」という表示をしてワザワザ大きなパッケージで売られている商品も見かけます。
プロ仕様の材料を使えば「ウデはどうあれ出来上がりもプロ並み」と思いこんでしまうのは私だけではないはず。
専門家にはかなわないのに…。