ラップフィルムについて

2014年 5月 16日

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料理はできなくてもレンジでチンする際にはラップくらいはかぶせる事はできるでしょう。

薄くてすぐくっ付いてしまうものや、ちょっとゴワつくものまでいろいろありますね。

— ラップフィルムの素材 —
セロハン・ポリエチレン・ポリプロピレン・ナイロン・塩化ビニルなどといった素材があります。
それぞれに特性があるので用途によって使い分けられます。
パックの包装用やギフト用のラッピング材やコードなどの簡易的な結束などに使用できます。

— 用途 —
家庭でも使われる食品用、現場では工業用などと使用目的が分かれます。

食品向けには、主にポリ塩化ビニリデン(PVDC)で製造されるものが家庭向けに多く出回っているようです。
素材によっては酸素をよく透過させるタイプ、密着性の高いタイプ、調理による温度差に耐えられるタイプなど性能が若干違ってきます。
食品に対して使用するため衛生的な品質を維持しなければなりません。

工業用では、輸送時の荷崩れ防止のためや荷造りの効率化にもフィルムが活躍しています。
ポリエチレン製のものが多いようです、これはある程度の強度が必要になるためでしょう。
焼却時にダイオキシンの発生しにくい塩化ビニル不使用のものが多く使用されています。

こういったフィルムは静電気などで接着できるので新たにテープで固定する必要も無く、ほこりや雨滴からも保護できます。
またある程度の伸縮性があるので梱包・荷造りしながら緩衝材にもなるというスグレモノです。

約15~18ミクロンの厚みが主流ですが、18ミクロンのものが扱いやすく丈夫だとされています。
保護したいモノがどんなに大きくても形がいびつでも「袋」よりも「フィルム」のほうが安定した梱包・固定ができるはずです。
いっぺんに多くの物を固定、保護、安定させるにはフィルムは大活躍します。