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金属アレルギーの人にも時計を…シチズン時計の技術が生んだ時計の新色は金色の輝き

私たちが普段何気なく目にする時計。最近はスマートフォンの普及により時間を確認するのに壁掛け時計や腕時計を使うことは少なくなってきたかもしれません。ですが、「腕時計を多くの人に身に着けてほしい!」という思いから腕時計のボディーカラーを新しく作ってしまった企業があるんです。ご紹介しますね。

シチズン時計の新色が登場

そんな熱い想いをもって新色を作っちゃった企業が、皆さんご存じシチズン時計。シルバーやブラック、ピンクといった多様な色味を展開する中、このほど新色「アンバーイエロー」を開発しました。落ち着いた色味の金色が特徴です。この新色、ステンレスやチタンなどの金属表面硬度を高め、耐摩耗性にも優れるシチズン独自の表面硬化技術「デュラテクト」を使用して作られています。

以前のゴールドとは違う金色

今回のアンバーイエロー、落ち着いた色味の金色が特徴と言いましたが、「以前から金色(ゴールド)なかったっけ?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに以前からゴールドはあったものの、今回はちょっと違う様です。以前のゴールドの色味には一般的な金メッキにも使われることが多いニッケルを使用していました。しかしこれには問題もあり、ニッケルは金属アレルギーが起こりやすい金属でもあるそうです。それに対してアンバーイエローはニッケルを使わず、アレルギーを起こしづらいチタンの合金のニオブチタンを使用し、時計本体にデュラテクト技術で金属膜を重ねる事で、金属アレルギーに配慮した落ち着いた金色を実現したそうです。

 

デュラテクト技術も結構すごい

そんな新色に使われているデュラテクト技術にも少し触れておきましょう。この技術は一言でいえば、「どんな金属の表面も硬化できる」という技術です。表面加工だからできる事だそうですが、どんな金属にも対応できるって凄いですね!特に今回の新色は従来の同技術加工品と比べて約2倍、一般的な金メッキよりも10―20倍の硬度を誇るそうです。関係者の話でも「(機能性の)試験として、半年以上身に着けていたアンバーイエロー搭載の時計は擦り傷がほとんど入っていない」と語るほどだそうです!

また、デュラテクトは受託加工も手がけており、これまで時計だけでなくアクセサリーやはさみなどへの表面処理をした実績もあるそうです。

金属を使うファッションアイテムだからこそ、金属アレルギーに配慮を

「おしゃれのワンポイントで時計をつけたいけど、金色のものはつけられない。」そんな悩みを持つ人にとって、シチズンが作ったこの新色はまさに救世主かもしれません。製造技術センター外装開発部表面処理開発課の佐藤利磨氏によると、一般的な金色は「派手になり過ぎて気が引けてしまう」という印象もあるそうで、体質的な問題を持つ人にも、見た目や印象を気にして気が引けてしまう人にも使えそうな腕時計になりそうです。先程紹介した受託加工でも順次この新色を使った加工を開始するそうなので、色々なアクセサリーを丈夫にしながら金色の輝きを楽しめそうですね。

 

出典

ニュースイッチ「金属アレルギー配慮で高硬度の「金色」実現、シチズン時計の〝技あり〟』(2025年03月31日付 2026年3月19日閲覧)

シチズン時計公式ホームページ(2026年3月19日閲覧)