介護の手助けとなるロボット開発

2014年 3月 14日

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ロボットによる介護や福祉への参入が多くなってきています。
これまでは、遠隔地から生活自体の監視をサポートする取り組み(見守り)がありました。
これからは本人の行動のサポートを進める事が主体となってきています。

下肢のリハビリや歩行時のサポートに役立つ機器の開発も盛んです。
仰向けの状態で足のリハビリを介助者が行う場合は行える時間も短く、その日ごとに本人の状態に合わせる事が重要なので、介助者の負担はかなりのものでした。
安川電機の下肢用リハビリ装置「能動型下肢用他動運動訓練装置(LR2)」はその負担軽減に役立ちます。

また新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州経済エネルギー省は、人体への装着型ロボット「HAL」を現地で実証実験したと発表しました。
ホンダも軽量化された装着式の歩行アシスト機器の実験をアメリカで行っています。
長崎大学の研究チームも下肢の弱っている方へ向けて、階段の昇降時にアシストできる「電動式手すり」を開発しています。
自分の足での移動をできる限り持続していたい気持ちを叶える機器の開発は大きなチャンスでしょう。

ロボットによる介護にも介護保険が適用できれば市場の拡大は大きく、ビジネスターゲットとしてはおおいに期待できるでしょう。
医学的な機能の維持や回復の研究と、これをサポートする機器への研究が進めば市場の分野の拡大は加速するはずですね。

下の写真はリクライニング機能付きの車椅子にもなるベッド、パナソニック「リショーネ」この発想は家庭での介護でも重宝する事でしょう。
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