電気自動車やその中古車について

2022年 7月 8日


(画像、イメージ)

電気自動車に欠かせない金属
銅などの電気自動車の製造に欠かせない金属などの先物価格が高騰しています。
2030年までの調達量も銅などは必要量に到達しないと予測されています。
電気自動車の電池に欠かせないリチウムやコバルトなどの希少金属なども価格が高騰しています。
先進国主導で進もうとしている脱炭素化へ向けて再生可能エネルギーの導入や自動車のEV化は必要不可欠であるといいます。
トヨタ自動車は2030年に350万台のバッテリーEVの生産目標を掲げています。
そういったトレンドの中で金属、希少金属の調達は現実問題として大きな課題となっていきそうです。

気になる電気自動車の中古市場
電気自動車の中古車がハイブリッド車などと比べ買取価格が割安となっていることが報じられています。
その鍵を握っているのが電池であるといいます。
充放電や給電を繰り返していくうちに電池性能が劣化するとみられるためです。
電池の性能や機能の向上は今後の電気自動車の普及のために欠かせない重要ポイントとなると考えられます。
割と走行距離が短いうちに中古市場に電気自動車の中古車が出回っているようです。
ですがその買取価格がハイブリッド車のほうが有利ではないかとの声が上がっています。

トヨタ初のバッテリーEV、bZ4Xは日本国内ではリースやサブスクリプションサービス限定で供給されるといいます。
トヨタが懸念しているのもバッテリー性能の劣化の問題解決です。
テスラなどは大胆に電気自動車を販売拡大しているのに比べて慎重に販売開始を表明するトヨタは対照的です。
また使用した電池をすべて回収し再利用などの工夫や検討を行っていきたい側面もあるといいます。
これから大幅に拡大していく電気自動車の生産の流れの中、電池の開発と賢い利用・再利用も工夫が不可欠であるようです。
従来の買い切りのスタイルの内燃機関仕様車からソフトウェアサービスと電池の回収・再利用でつながる販売の新しい形が模索されようとしています。