ディスプレイやNAND型フラッシュメモリの普及について

2018年 5月 15日


(画像、iPhoneⅩ)

iPhoneⅩが生産台数を半減させることが2018年に入ってから報じられるようになりました。
iPhone向けの生産の減産等の計画変更は供給メーカーにとっては大きな打撃になるかと想像されます。

スマホの販売台数は全体観として伸び悩みの減速状況であることが分析され報じられています。
iPhoneⅩの場合は製品に問題があるというわけではなくスマホの販売台数の結果状況の全体観としての分析と判断によるものではないかと考えられます。

iPhoneⅩのディスプレイはサムスン製の有機ELディスプレイです。
このiPhone向けの有機ELパネルの生産が過剰になってしまっていることがわかってきたと2月に新聞で報じられています。

ディスプレイやフラッシュメモリの将来
有機ELパネルやNAND型フラッシュメモリは今後もスマホ製品搭載用に製造され各スマホ製造メーカーに買われていくことは確実のようです。

ですが有機ELパネルもNAND型フラッシュメモリも買い取るメーカーにとっては価格が高いという状況が課題になっているようです。
上記のAppleのiPhoneⅩ搭載用のサムスン製の有機ELパネルも同様に現状では価格が高いという状況のようです。
そしてディスプレイの開発は、折りたためる形の優れたディスプレイが次世代技術のディスプレイとして競争がすでに始まっています。
ディスプレイの将来像は現実としては製造コストと完成品の製品価格設定とのバランスの問題がくっついているようです。

NAND型フラッシュメモリは中国の製造メーカーがNAND型フラッシュメモリを比較的に安価な製品として大量生産をしていく計画であるそうです。
Appleなどスマホメーカーが製品の搭載用にこの中国のNAND型フラッシュメモリ生産メーカーの製品を採用する検討に入っていることも報じられています。

日本のジャパンディスプレイ・JOLEDが開発に成功した印刷方式の有機ELパネルは結果としては出遅れたかたちに今のところなっていますが、この印刷方式の有機ELパネルは製造コストが従来の蒸着方式の有機ELパネルよりも抑えられることが可能であると報じられています。
ジャパンディスプレイは高機能の液晶の開発を継続し尽力しており、JOLEDも印刷方式の有機ELパネルにコストを抑えた生産が確実に実現できるとすれば今後チャンスがあるかもしれません。