燃料電池とトヨタの考える再資源ネットワークについて

2016年 3月 15日

走行イメージ画像
世界各地で回収される燃料電池を処理し、再利用する
ネットワーク・システムを、トヨタが構築しようと試みています。

「再資源利用ネットワーク」
燃料電池のそれについて、少し考えてみたいと思います。

「燃料電池とは」

水素が電解質を通過する際、電子を放出するのを利用した発電装置の事。
(電子を放出した水素は、酸素と化学反応を起こし「水」になる。
また二酸化炭素(co2)を排出しないため、温暖化対策に効果が見込まれている)

「(FCV)燃料電池車」トヨタ製
参考車種「ミライ/(2014’12~)」
一回あたり走行距離/約650km:水素充填時間/3分

参考までに・・「(HV)ハイブリッド車」とは。(-以下、ウィキペディアより引用-)

2つ以上の動力源(原動機)を持つ自動車の通称。
日本で一般的にハイブリッドカーと呼ばれる車両は内燃機関(エンジン)と
電動機(モーター)を動力源として備えたHEV(hybrid electric vehicle)である。

車種によって違いはあるものの、運転条件によってエンジンのみで走行、モーターのみで走行、
エンジンとモーターを同時に使用して走行するものなどがある。

EV(electric vehicle)のように直接充電できるものはPHV(plug-in hybrid vehicle)と呼ばれる。
自動車と鉄道の中間形態として架線式電気自動車(トロリーバス)とハイブリッドバスの利点を合わせた
架線式ハイブリッドトロリーバスなどもある。(詳細:トロリーバス参照)

日本や北米ではエンジンの回転力を直接動力として利用することに加え
発電機を回すために利用するタイプのハイブリッドカーが多く存在する。発電機の動力源は主にエンジンであり、
補助的に二次電池や回生ブレーキを用いる。(-以上。一部、抜粋-)

「再資源化ネットワーク」の大雑把な概要。

白金などの金属(鉱物資源)市場を前提に、主に日本、北米、欧州が
輸出した製品を各地で回収・処理し、「市場に供給する事」
「再利用を促す。」といった感じです。

個人的に、「資源の再利用」は、これからの時代に必須になってくると思っていますので、
この取り組みは大変、結構なことだと思います。
ただ、各国のパワーバランスと、その主導権を誰が握るのか?
その辺りは気になるといえば、気になるところです。

どのみち、これから世界規模のあらゆる「資源」をめぐる攻防は
避けられないのでしょうが、願わくば、なるべく協力体制をとって
「争奪戦争」が激化していくような事態は、避ける方向に
持っていって貰いたいものです・・・・。