「電気・電器・電機」どれがどれだか…..

2015年 11月 27日

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使用中…充電したい…台数が多くなれば大混雑ですね。
ご家庭でも業務用でも電機で動く(作動する)機器類がなければ日常生活も産業も成り立たないのでは?
身近でもある電化製品・電機機器類はどういった区分けなどがあるのでしょうか。

*** 「電気」で動くものは「電機機器類」???…
電気で動くもの(作動・稼働)は “電機機器類” として扱われていて、大変広範囲に及ぶ分野です。
例:パソコン業界は、”パソコン本体”、”その内部構成に関わる各部材”、”マウスやモニターなどの周辺機器類” が業界範囲とされていますが、このパソコン業界も「電機機器類」の分野の一つですからパソコン業界は全体から見れば一つのカテゴリーとなるわけです。

一般に電機機器類は…
●映像・情報・通信などのAV・IT分野
●発電機・変圧器(工業用)+冷蔵庫・テレビ・エアコン(家庭用)などの電機及び電化製品
●半導体・センサー・線材などの電子部品(部材)分野
というように分けられています。

おもに、電機・電化製品が市場のほとんどを占めていて、AV・IT分野と部品・部材の分野が残りを支えています。

各家電量販店もメーカー直販(アウトレット)などといったこれまでの「メーカー」~「販売代理店」~「店頭」~「消費者」というシステムをこえた価格設定(低価格化)やオリジナルモデルなどの展開などといった差別化にも繋がっています。
また “海外メーカーの進出” は消費者にさまざまな “価格帯” “性能(スペック)” “これまでにない商品点数” から選択できるのはとてもよいことです。

*** 一番身近な存在は「家電製品」…
電機機器類の販売も高度経済成長期に比べ全家庭に普及してしまった分ストップがかかってしまうカテゴリーもあるようですが「核家族化による保有台数の変化」「情報機器類の規格統一」「国際的なイベントの開催」などといった契機には一定数の売り上げアップなどの傾向も現れています。
※ オリンピックや万博などの効果、デジタル放送への移行、インターネットの普及によるスマートホン人気など

家族構成の変化によって、一家に一台だったテレビやエアコンも各部屋に一台になったり、キッチン周りのIHクッキングヒーター化などといった生活様式の変化も重要なカギとなっています。
さらにスマートホンなどは一人一台(以上)の時代です、こういったメディア機器類の普及は小型・軽量化とそれを活用できエリアの拡大がものをいいます。

*** もっと便利になっていく傾向に…
付加価値のあるモノに人気があるのはどんな業界でも同じです。
特に電機機器類では、消費期限の登録により音声メッセージで注意喚起をする冷蔵庫や医療用の紫外線照射機能付きの掃除機などといったものが国内外を問わず人気を集めています。

以前は「カメラ」ならカメラ機能だけでしたが、いまでは動画録画や自動修正などといった機能や通信機能によりパソコンやスマートホンなどへと転送するなど追加されている機能が素晴らしくなっています。

特にメイドインジャパンのクオリティは世界トップといえるはずです、海外から購入するに渡航してくる方も大勢います。
これも、メーカーと部品(部材)調達、その製造、流通及び販売といった連携の賜物ですこの流れ自体も日本の誇れるシステムですよね。

※ 電器—家電製品、電機—電気により作動する機械・機器類という定義で記述しました