作業効率の改善

2013年 10月 29日

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組み立て・製造ラインでの効率アップには、作業員のレベルの向上ももちろんですが、
管理や指導をする側にも工程の順序の設定や、工具や治具の準備も大事な項目になります。

精密機器の組み立て段階での作業管理は、使用する部材の置き場や作業台の位置やレイアウトも重要になります。
各作業者が得意な作業に携われるように配置を工夫する事も必要です。
取りやすい位置に工具があるか、作業効率を落とさないように部材の確保がされているかなど、
使用するネジを置く位置が変わっただけでも作業の効率が変わってきますので、作業工程の管理を徹底しておきます。
管理者は抜き打ちでの仕掛品の検査もしなければなりません。
部品の差し忘れや、ネジなどの締め付けトルク不足や、可動部の不具合にも注意します。
電装品がある場合には作動確認をする必要もあるでしょう。
各工程ごとに時間計測などをして全体への影響を掴んでおけば、工程の変更による人員変更もやりやすくなります。

外観や美装にも気を遣いますので、脱脂溶剤や手袋を使用する事になります。
男性では見落としがちな微妙なキズや汚れなどのムラを女性はしっかりと見つけてくれます。
シールを貼る位置決めや袋詰めの綺麗さなど、こういった作業では女性の美へのセンスが必要になる事が多くなります。
作業員の適正にも気を配るようにしたいものです。