台所用品の必需品 アルミホイル

2016年 10月 4日

アルミホイル

お弁当のおにぎりを家で作った際に私はアルミホイルでそれを包むのですが、考えてみればよくこんな薄い金属に加工できるものだと思いました。
今回はそんな私の疑問を解くためにもアルミホイルの製造方法を調べてきました。

アルミホイルができる家庭は大きく分けて5つの工程に分かれます。

工程1 圧延

メーカーからアルミニウム箔の素材を購入します。
この箔地は0.4mmのアルミニウムの板でロール状に巻かれています。
一本の箔地からは大体11万7千本のアルミホイルができるというから驚きです。
この箔地を圧延油をかけながらローラーで伸ばしていきます。
一時間くらいかけて0.4mmから0.025mmの厚さまで薄くしていきます。

工程2 重合圧延

重合圧延とはその名のとおり箔を重ねて圧延することです。
アルミホイルのような薄い箔を作る際に用いられる技法です。
この技法を用いると艶面と艶消面がある箔ができます。
工程1で0.025mmまで薄くしたアルミ箔を重ねて0.05mmの厚さと考えこれを半分にします。そうすると0.024mm(0.012mm×2)の箔ができます。
ちなみに二枚のアルミ箔を重ねるのでロール機に当たらない面が出てきます。
この場合ロール機に当たる面が艶面になり、当たらない面が艶消面になります。

工程3 分離

セパレーターと言う機会を用いて工程2で2枚に重ねられたアルミ箔をそれぞれに分離します。
この際にアルミホイル1本分の幅にカットします。

工程4 焼鈍

圧延の際に使用した圧延油を蒸発させる過程です。
一日ほど300℃ほどの電気炉に入れて加熱します。

工程5 包装

アルミ箔を紙芯に巻き取り決まった長さに裁断します。
アルミホイル1本分に巻き取ったら自動的に組み上げられた箱へ入れ出荷されます。