アクリル銘板 規格
2025年6月17日
アクリル銘板の規格について、一般的に使われる基準や仕様をご紹介します。アクリル銘板は、主に表示板や案内板、機械銘板、安全標識などに使われます。規格は厳密にJISなどで定められていない場合も多く、業界や用途ごとに標準的な仕様があります。
🔧 一般的なアクリル銘板の規格
■ 板材の規格(アクリル板そのもの)
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材質:アクリル樹脂
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透明度:高い(透明、乳白、カラーあり)
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厚さ(t):
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1mm / 2mm / 3mm / 5mm / 8mm / 10mm など
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一般的な銘板では 2〜5mm がよく使われます
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サイズ:
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規格板サイズ:910mm × 1820mm、1000mm × 2000mmなど
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加工品の場合、必要サイズに切断される
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🛠 加工仕様の例
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印字方式:
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UVインクジェット印刷(カラー・モノクロ)
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レーザー彫刻(裏彫り or 表彫り)
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シルク印刷
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カッティングシート貼付け
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仕上げ:
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角R加工(例:R3、R5)
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面取り(バリ取り)
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穴あけ加工(取付穴:M3〜M6など)
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両面テープ or ビス止め用加工
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📏 一般的な銘板のサイズ(例)
用途 | サイズ(mm)例 |
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機械銘板 | 50×25、100×50、150×100 |
注意喚起表示 | 200×100、300×150 |
案内プレート | 300×100、400×200 |
🧯 耐候性・使用環境
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室内:基本的に問題なし
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屋外:耐候グレード(耐UV仕様)のアクリル推奨
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耐熱温度:70〜90℃程度(長期使用)
📘関連規格(参考)
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JIS K 6735:アクリル樹脂板の一般規格(銘板ではなく素材について)
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工場内安全表示や機械銘板は、ISOやJISの安全標識規格に合わせたデザインになることがある(例:JIS Z 9101)
✅ まとめ
アクリル銘板の「規格」は、JIS等で厳密に決まっているわけではなく、実務的には以下を押さえるのがポイントです:
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板厚(2〜5mmが主流)
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表示方法(印刷、彫刻)
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使用環境(屋内外、耐候性)
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サイズ・取り付け方法(穴あけ、両面テープなど)
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