銘板とラベルの違い
2025年6月13日
「銘板」と「ラベル」はどちらも製品や機器などに情報を表示するものですが、それぞれに違いがあります。以下に違いをわかりやすくまとめます。
🔧【銘板】
定義:
金属やプラスチックなどの堅牢な素材に刻印または印刷された情報表示板。
主な特徴:
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長期間耐久する(摩耗・腐食・紫外線に強い)
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ボルトやリベットなどでしっかり固定されることが多い
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製造業や重機、工業設備に多く使用される
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情報の改ざんや剥がれのリスクが低い
記載内容の例:
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製造メーカー名
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型式・シリアル番号
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電圧・電流などの定格
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製造年月日
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安全に関する注意事項
🏷️【ラベル】
定義:
紙やフィルムなどに印刷されたシール状の情報表示。
主な特徴:
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簡単に貼り付け可能(粘着剤付き)
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コストが低く、量産しやすい
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短〜中期使用を想定(劣化しやすい)
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変更や貼り替えが容易
使用例:
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製品パッケージの表示(バーコード、JANコード)
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ロジスティクス(出荷・在庫管理ラベル)
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一時的な注意書きや識別表示
🔍【違いの比較表】
項目 | 銘板 | ラベル |
---|---|---|
素材 | 金属、樹脂などの堅牢素材 | 紙、PET、PP、ビニールなど |
耐久性 | 高い(屋外・高温多湿にも対応) | 低〜中(摩耗・水分に弱いことも) |
取付方法 | ネジ、リベット、接着 | シール(粘着剤) |
用途 | 工業製品の恒久的情報表示 | 消費財や流通の一時的表示 |
コスト | 高め | 低コスト |
✅まとめ
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銘板:恒久的・高耐久な情報表示 → 工業製品や設備に最適
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ラベル:柔軟・安価で使い捨ても可能 → 消費財や物流向き
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