自動操作バルブ
2025年6月4日
自動操作バルブ
アクリル板 サイズ400×550 厚み3.0 44-φ6.5
「自動操作バルブ」とは、人手を介さずに自動で開閉や調整ができるバルブのことです。主に流体(液体や気体)の流れを制御するために使われ、プラント、自動車、ビル管理システム、上下水道設備など、さまざまな産業で利用されています。
自動操作バルブの主な種類
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電動バルブ(Electric Actuated Valve)
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電気モーターで開閉を行います。
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精密な制御が可能で、リモート操作にも適しています。
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例:電動ボールバルブ、電動バタフライバルブ。
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空気圧バルブ(Pneumatic Actuated Valve)
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圧縮空気の力で作動します。
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応答速度が速く、安全性も高いため、化学プラントなどで広く使用。
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例:空気圧シリンダー式グローブバルブ、バタフライバルブ。
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油圧バルブ(Hydraulic Actuated Valve)
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油圧で高トルクを得て動作。
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大型機械や高圧環境での使用に向いています。
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ソレノイドバルブ(Solenoid Valve)
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電磁コイルのON/OFFで開閉を行う小型バルブ。
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自動販売機や医療機器などでも使用。
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主な用途
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工場・プラント制御
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蒸気、水、薬品などの流量調整。
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ビル設備
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空調や給排水システムの自動制御。
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農業
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自動灌漑システムに組み込まれる。
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自動車
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エンジン内の油圧や冷却水流の調整。
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利点
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無人化・省力化が可能。
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精密な流量・圧力制御。
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遠隔操作が容易。
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システム全体の自動化との連携が可能(PLCやDCSとの接続)。
注意点
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選定には「使用する流体」「圧力」「温度」「必要なトルク」などを考慮する必要があります。
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適切なメンテナンスが不可欠(アクチュエーターの寿命、密閉部の劣化など)。
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