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自動操作バルブ

自動操作バルブ

アクリル板 サイズ400×550 厚み3.0 44-φ6.5


「自動操作バルブ」とは、人手を介さずに自動で開閉や調整ができるバルブのことです。主に流体(液体や気体)の流れを制御するために使われ、プラント、自動車、ビル管理システム、上下水道設備など、さまざまな産業で利用されています。


自動操作バルブの主な種類

  1. 電動バルブ(Electric Actuated Valve)

    • 電気モーターで開閉を行います。

    • 精密な制御が可能で、リモート操作にも適しています。

    • 例:電動ボールバルブ、電動バタフライバルブ。

  2. 空気圧バルブ(Pneumatic Actuated Valve)

    • 圧縮空気の力で作動します。

    • 応答速度が速く、安全性も高いため、化学プラントなどで広く使用。

    • 例:空気圧シリンダー式グローブバルブ、バタフライバルブ。

  3. 油圧バルブ(Hydraulic Actuated Valve)

    • 油圧で高トルクを得て動作。

    • 大型機械や高圧環境での使用に向いています。

  4. ソレノイドバルブ(Solenoid Valve)

    • 電磁コイルのON/OFFで開閉を行う小型バルブ。

    • 自動販売機や医療機器などでも使用。


主な用途

  • 工場・プラント制御

    • 蒸気、水、薬品などの流量調整。

  • ビル設備

    • 空調や給排水システムの自動制御。

  • 農業

    • 自動灌漑システムに組み込まれる。

  • 自動車

    • エンジン内の油圧や冷却水流の調整。


利点

  • 無人化・省力化が可能。

  • 精密な流量・圧力制御。

  • 遠隔操作が容易。

  • システム全体の自動化との連携が可能(PLCやDCSとの接続)。


注意点

  • 選定には「使用する流体」「圧力」「温度」「必要なトルク」などを考慮する必要があります。

  • 適切なメンテナンスが不可欠(アクチュエーターの寿命、密閉部の劣化など)。

 

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