エネルギーミックスについて

2020年 10月 16日


最近になって国が再生可能エネルギーの普及のため、原子力や火力発電より再生可能エネルギーを優先して
送配電網に供給できるように制度の見直しています。
再生可能エネルギーは天候や自然条件によって生産量が左右される負の側面もあります。
脱石油依存や脱炭素社会の実現はヨーロッパの先進国が積極的に模索しています。
現在の日本は石炭火力、LNG火力と限られた原子力、そして再生可能エネルギーなどで賄われています。

東芝が力を入れている水素
エネルギーミックスの中身を考える上で重要となってくるのは脱炭素、温暖化ガス排出大幅削減です。
水素は燃焼する際に水(水蒸気)だけを発生させる貴重な燃料です。
また送配電網を駆使して送電するだけではない供給体制の選択肢も水素は可能とされています。
つまり送配電網を使って送電するだけにとらわれず、他にも水素を生んで、貯めて、運んで活用する融通の選択肢があるということです。
水素を水の電気分解で低コストで生むことや、水素を貯蔵する、貯蔵された水素を運び、供給して、使うことなどが重要です。
水素に対応した燃料電池も開発されています。
現に水素燃料電池自動車が発売されています。

日本は再生可能エネルギー、太陽光発電や風力発電などを主要電源として全体の30%台を確保したいとして準備を加速しています。
そうした際に、天候や自然条件によってエネルギーの融通が必要な不足時に役立つのが水素によるエネルギー・電力になるのではないかとも考えられます。
エネルギーが余剰になった場合の融通にも再生可能エネルギーの発電の電力で水の電気分解をするなどを工面できていれば心強いです。
余剰となって使われないままになってしまうことのない再生可能エネルギーが水素という燃料としてかたちを変えて貯蔵可能となれば、
より地産地消のエネルギー構成としては手厚くなります。
今後大胆に再生可能エネルギーへのシフトが進むことを考えれば、
太陽光や風力などの再生可能エネルギーと水素のエネルギーミックス構成を豊かにすることができれば良いのではないかと考えられます。
心配なのはエネルギーの使用料金ではないかと考えられます。
より安く賢い電気が消費されることは実際の現実の問題として、たいへん大きな課題・目標となりそうです。