力強い中国の半導体の近況について

2018年 10月 12日


(画像イメージ、身近なフラッシュメモリ製品)

清華紫光集団(紫光集団)について
「清華紫光集団は中国の半導体メーカーです。
英語名称は「清華大グループ」の意です。
紫光集団は清華大学が経営する半導体関連企業です。
中国で半導体メモリーを製造しています。

紫光集団の近況
2016年から2020年にかけて、紫光集団は、フラッシュメモリの大規模製造事業所を中国国内に数ヵ所建設すべく投資をするとしています。
投資総額は数百億ドル規模に上るものと見込まれています。
武漢市では、NAND型フラッシュメモリ工場の建設が進められています。」
(「」、紫光集団 Wikipediaより引用)

紫光集団は新聞でも大きく取り上げられています。
中国の製造業は車載電池のCATLや電気自動車のBYDなどのメーカーや、半導体設計・製造を手がけるファーウェイのスマホやノートPCなどのメーカーなど、今後世界的に活躍する可能性に満ちた企業が成長してきています。
経済と産業を考えるに、中国メーカーについては不可避の話題となってきているので筆者も気にしています。
上記のCATL、BYD、ファーウェイなどのメーカーや製品などについても以前の記事で取り上げさせていただきました。

紫光集団も中国の1大メーカーになろうとしている企業です。
経営規模や経営体力において中国のメーカーの存在はより力強く、そして態勢が整ってきています。
紫光集団はNAND型フラッシュメモリの大規模量産に巨大投資をしていく方針です。
正直新聞で見る記事に、筆者の想像が全く追いつかないほどの大きな投資・事業規模です。

大きな設備投資で工場が稼働し、製品が供給されると、当然需要と供給、そして消費のバランスが価格となって市場に反映されてきます。
1ユーザーとしては欲しいものがより安く購入できることは良いことと考えがちですが、生産者側に立つと、製品に対する価格はとても重要です。
NAND型フラッシュメモリは2018年6月現在、サムスン電子・東芝メモリ・ウェスタンデジタルがシェアをリードしています。
今後このNAND型フラッシュメモリー、そして製造業の将来はどうなっていくのか気にせずにはいられません。
もしかしたらNAND型フラッシュメモリの製造・産業は将来大きく揺さぶられるかもしれません。