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記名板

記名板にLEDなどの照光機能を組み込んだ銘板のことです。暗所や夜間にも視認性を確保するために用いられ、主に制御盤・操作パネル・装置の状態を示す押しボタンスイッチなどに取り付けられます


🔍 主な特徴

  • LEDなど光源内蔵:記名板の背面や内部にLEDが入り、文字やアイコンが浮かび上がる仕様です

  • 高視認性・夜間対応:視認が難しい環境下でも情報を確認できます

  • 耐久性:金属や耐熱プラスチックの素材を使用し、LEDの長寿命設計により過酷環境にも強い

  • カスタマイズ可能:表示する文字・記号の内容、光の色やパターンまで機器に応じて対応可能

  • 省エネ設計:LED採用で電力消費は抑えつつ、長時間使用に耐えます


⚙️ 構造と使用方法

  • レンズユニットに「色板(カラーフィルタ)+記名板+レンズケース」の構成となっており、直接彫刻の他にも記名フィルムを挿入するタイプが存在します

  • 記名板の交換やメンテナンスは、工具(+ドライバーや専用治具)を用いて簡単に取り外し・再装着が可能です


🛠 採用例(メーカー/製品)

  • IDEC φ22 TW/HWシリーズ 照光押しボタンスイッチ

  • 富士電機 φ16/φ22 コマンドスイッチAHシリーズ

  • 富士電機 AM22/DM22シリーズ

    • 前面締付ナット方式で記名板の追加・交換が簡単。高輝度LED「ぴかりくん」搭載【LED照光】fujielectric.co.jp


✅ 利用するメリット

利点 説明
視認性向上 暗い場所でも文字やアイコンを判別しやすく、操作ミスを防止
メンテナンス簡便 交換可能な部品設計で、現場対応が容易
省スペース化 スイッチ兼表示灯として、装置のスペース効率UP
安全性向上 操作状態が一目でわかり、トラブル防止につながる

🔧 選定時の留意点

  • 表示色・光の輝度:操作内容やISO安全色に則った色選択が必要(例:赤=停止/非常停止、緑=起動など)maruyasu-elc.co.jp

  • 規格・保護等級:UL、CSA、TÜV、CEなどの認証や、IP等級に基づく耐環境性能の確認が重要

  • 交換・メンテナンス方法:記名板や色板の取り外し手順、交換部品の入手性を確認(例:取外し工具DN7Y020)idecjpn.my.site.com+15adwecs.jp+15fujielectric.co.jp+15

  • 盤への組込みスペース:奥行・径サイズ(φ16~φ30)がパネルの板厚・穴径に適合するか確認が必要


📌 まとめ

「昭光式記名板」は、照光機能付きの識別板で、暗所対応・安全性向上・操作ミス防止などに優れる優れたソリューションです。IDECや富士電機など、豊富な選択肢が揃っており、用途に応じた最適なタイプを選べます。

 

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