防消火設備
2025年6月10日
防消火設備のグラフック銘板
アクリル板 サイズ900×800 厚み5.0 裏彫り
防消火設備、火災の発生を防止したり、火災が発生した際に初期消火や被害の拡大防止を目的として設置される設備全般を指します。防火設備と消火設備はそれぞれ役割が異なりますが、総称して「防消火設備」と呼ばれることがあります。
🔥 防火設備(火災の拡大を防ぐ)
1. 防火扉
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火災時に自動的に閉じ、火や煙の拡散を防ぐ扉。
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通常時は開放、非常時には自動で閉まるものもあります(感知器と連動)。
2. 防煙垂れ壁(防煙スクリーン)
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火災時に煙が天井を伝って広がるのを防ぐ。
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高層ビルや大規模施設で特に重要。
3. 耐火区画
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建物内部を一定の耐火構造で区切り、延焼を抑える。
🚒 消火設備(火を消す)
1. 消火器
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手動で使用する最も基本的な消火設備。
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種類:粉末・CO₂・泡・強化液など。
2. 屋内消火栓設備
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建物内に設置されており、ホースを使って初期消火が可能。
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一般的には消防隊が使いますが、建物管理者も使用可能。
3. スプリンクラー設備
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火災感知により自動で散水し、火災を消火・抑制。
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一定の温度でガラス球が破裂し、散水開始。
4. 泡消火設備
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可燃性液体などの火災に対応。
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泡で空気を遮断し、火を消す。
5. 二酸化炭素(CO₂)消火設備
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電気設備など水を使えない場所で使用。
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酸素を排除して窒息消火。
6. 不活性ガス消火設備
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サーバールームなど、精密機器を守るために用いられる。
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窒素やアルゴンを使用。
📢 火災警報設備(関連設備)
– 自動火災報知設備
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感知器と連動し、火災を自動検出・警報。
– 非常放送設備
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火災時に避難誘導を行う音声放送設備。
補足
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建物の用途・構造に応じて、設置が義務付けられている設備が異なります。
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日本では、消防法や建築基準法に基づいて設計・設置されます。
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