バタフライダンパー

2024年 3月 6日

バタフライダンパーは、空気の流れを制御するための機械部品です。主にHVAC(暖房、換気、およびエアコン)システム、排気システム、または工業プロセスで使用されます。バタフライダンパーの名前は、その動作がバタフライの羽のように開閉することに由来しています。

このダンパーは、円盤(または羽根)を含むシンプルな構造をしており、この円盤が回転軸を中心に回転することで、ダクト内の空気流れの断面積を調整します。円盤がダクトの断面全体に対して垂直に位置するとき、空気の流れは完全に遮断されます。一方、円盤がダクトに沿って平行になるように回転すると、空気は自由に流れます。

バタフライダンパーの主な利点は、その単純さとコスト効率にあります。また、設置スペースが限られている場合に特に有効であり、少ないメンテナンスで運用できる点もメリットの一つです。しかし、完全に密閉することは難しく、漏れが生じやすいため、漏れが許容されない用途には適していません。

バタフライダンパーは、手動または自動制御が可能で、電気モーターや空気圧アクチュエーターを用いて遠隔操作することが一般的です。自動制御の場合は、温度センサーや圧力センサーなどのフィードバックシステムを組み合わせて、必要に応じて空気流の調整を自動で行うことができます。

開度表示銘板の参考図面

 

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