リン酸亜鉛皮膜処理装置

2023年 6月 29日

リン酸亜鉛皮膜処理装置は、金属製品にリン酸亜鉛皮膜を施すための機器です。この装置を使うことで、金属製品の表面に保護膜を作ることができます。リン酸亜鉛皮膜は、耐食性、塗装適性、摩擦係数低減などの特性を向上させます。特に自動車部品などの製造において、皮膜処理が一般的に行われています。

リン酸亜鉛皮膜処理装置の基本的なプロセスは以下の通りです。

洗浄:金属表面に付着した油脂や酸化皮膜などを除去します。これは化学的洗浄または物理的洗浄により行われます。

リン酸塩処理:洗浄した金属表面にリン酸亜鉛溶液を接触させます。これにより金属表面にリン酸塩の皮膜が形成されます。

水洗:リン酸塩処理後、余分な溶液を洗い流します。

乾燥:水洗後、乾燥機で乾燥させます。これにより皮膜が硬化し、金属表面にしっかりと付着します。

このリン酸亜鉛皮膜処理は、保護膜の性質を変化させたい場合、処理条件(例えば、リン酸亜鉛溶液の濃度や温度、処理時間等)を変えることで調整可能です。装置の選定や運用は、製品の要求性能や生産性に応じて行われます。

具体的な装置の設計や操作方法、保守管理については、機器の製造者やサプライヤーにより異なるため、それぞれのマニュアルや指示に従うことが重要です。

<機械装置の銘板参考例>
アルミ1mm厚み サイズ45×100mm 4-2R 黒 艶メラミン エッチング銘板
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