アルマイト処理した銘板

2023年 7月 8日

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アルミニウム板は表面に薄い酸化皮膜を生成するので鉄と比べると腐食には強いが傷つきやすいため
アルマイト処理という表面処理が行われます。

◆アルミニウム材料の表面を陽極として、強酸中で電解によりパネル表面を酸化させる。

◆アルミニウムの表面を電気化学的に酸化させ、酸化アルミニウムの皮膜を生成する。

◆多孔質皮膜の特性を利用して、有機染料などを吸着させて着色することも可能になります。

◆アルミ銘板は、陽極酸化処理のアルマイト処理したのアルミニウム板を使用します。

◆アルマイト処理したアルミ銘板の表面は、非常に硬質であり耐久性に優れています。

◆アルマイト処理したアルミ材の表面色は、アルミ地、黒地、があります。

◆NC機械にて、アルマイト処理済みを銘板サイズに切り抜き、文字は彫刻で作成します。

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<アルマイト処理について>

アルマイト処理とは、アルミニウムやアルミニウム合金の表面に微細な酸化皮膜を形成する化学的または電解的な表面処理のことを指します。これにより、アルミニウムはさらなる腐食から保護され、物理的耐久性が強化され、見た目が改善されます。

アルマイト処理の一般的な手順は以下の通りです:

クリーニング:表面の油や汚れを取り除くために、通常はアルカリ性または中性の洗浄液で洗浄します。

脱脂:表面の油脂を取り除くためのプロセス。洗浄後、物体は通常、酸性またはアルカリ性の溶液で浸されます。

酸洗:アルミニウムの表面を平滑化し、一貫した仕上がりを提供するために、酸によるエッチング(酸洗)が行われます。

アノダイジング:ここでは、アルミニウム部品を酸性電解液(通常は硫酸)に浸し、一定の電圧をかけます。この過程で、アルミニウムの表面に微細な酸化アルミニウムの層が形成されます。

染色(必要な場合:アノダイジング後、部品を特定の色に染色することができます。酸化皮膜は多孔性で、この特性が色素を吸収し、部品を所望の色にすることを可能にします。

密封:染色後(または無染色の場合はアノダイジング後)、部品は沸騰した蒸留水またはニッケルアセテート溶液に浸けることで封止されます。このステップでは、皮膜の細孔が塞がれ、腐食からのさらなる保護が提供されます。

アルマイト処理を施すことにより、アルミニウムは次のような特性を獲得します:

腐食抵抗:酸化アルミニウムの層は、アルミニウムがさらに腐食するのを防ぎます。

摩擦抵抗:アルマイト処理された表面は滑らかであり、一般的な使用下での摩耗に対する抵抗力があります。

美観:アルマイト処理により、アルミニウム製品は光沢のある、プロフェッショナルな見た目を持つことができます。さらに、染色により多くの色合いが可能となります。

接着性:酸化アルミニウムの層は接着剤や塗料がアルミニウム表面にしっかりと固着するのに役立ちます。

 

FAX 0532-55-3677 原稿をお送りください。御見積りいたします。

 

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