食料品用容器のいろいろ

2015年 1月 20日

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食料品(食品・飲料)の容器というものにもいろいろあります、缶(金属)・ビン(ガラス)・ペットボトル(プラスチック)・樽(木)などさまざまです。

どの素材の容器で保存するかというのは、中身の性質や流通の事情などで変わるのでしょう。

*** 容器としての素材…
缶(金属)
遮光性や密閉性などが高く、加熱殺菌~冷却などの温度差にも耐えられる。
ガラスやプラスチックのように破損する可能性は低く耐久性もある。
また取り扱う際の強度もあり、リサイクル資源としても有用である。

瓶(ガラス)
耐酸性・密閉性も高く、臭いや舌触りなどもない。
中身の確認ができる透明なものや遮光性を考慮した色つきのガラスなど加工性に豊かである。
流通・取扱い時の破損などもあり得るのですが、リサイクルすれば新たな資源となる。

ペットボトル(プラスチック)
軽く・加工性能も高く安価で製造できてリサイクルもできる。
「レトルトパウチ」などのように使用時の形状に自由度が持てる。
流通時や取扱い時にも破損しにくく適度な強度もある。

*** 市場での割合などでは…
容器としての流通割合として「金属製容器」が一番多く、「ガラス製容器」「プラスチック容器」の順に多く流通しています。
食品容器として見ていますので「加熱殺菌できる金属製の容器」はダントツでしょう。
プルトップのおかげで缶飲料・缶詰めも開けやすくなったのが好調なきっかけとなっているのでしょう。
ただし「内容物による腐蝕・錆び」「独特の臭い」には注意が必要かも。

ガラス製の容器といえば食品保存にはオールマイティに活躍しています、特に「ワイン」には欠かせないでしょう。
ワインは「香り」を楽しむものでもありますし、瓶なら外観からコンディションもある程度分かりますから便利ですよね。
中身の「オリ」の沈殿も確認できるのはワイン通の方には欠かせない要素でしょう。
ガラス製の容器は保存性能が良く「内容物による腐食や錆び」に大変強いのが特長です。
しかし「割れ」などの破損には気を付けなければなりません、運搬時の「重さ」も気になるポイントではあります。

プラスチックは「熱・外圧(積み重ねなどによる重量)による変形や破損」「紫外線による劣化」などに注意が必要です。
樹脂の特性を活かした素材の改良などで丈夫なものも流通しています。
消費者側の要求を満たす容器として、内側にアルミ箔加工をしている「レトルトパウチ」は便利に使用できます。
形状の自由度が高いトコロが特徴でもありますが自立するタイプもあり、加熱や冷凍にも耐えられ長期保存もできるのは重宝します。

このほかに、「木」「紙」などでの “容器=包装(梱包)資材” があります。
確かに「バラの容器だけ」では流通・運搬はできませんからね。