皆さんは「プリペイドカード」や「ICカード」など利用されていますか。

2014年 10月 10日

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乗車券を買わずにサッとかざすだけの「IC乗車券」、電車で通勤されている方はもちろんお持ちでしょう。

電車の利用の際にはかざすだけで面倒な乗車券の購入も必要無いですし、ホームの自販機でお茶を買ったり、スーパーやコンビニで買い物だってできます、全てがIC乗車券一枚でできるのは便利です。

※プリペイドカードは、一定金額のカードを購入し購入金額(利用回数など)が無くなるまで使用できるカード型の有価証券(金券)という扱いになります。
磁気テープへの情報の読み書きをして利用するものですが、基本的にプリペイドカードは「1000円」「3000円」「5000円」などと金額の決まったカードを購入してその金額内の買い物や、サービスを受ける事ができるものがほとんどです。
カードの裏面を削ると番号や記号が印字されていて、PCや携帯端末から入力することでネットショッピングなどに利用できるようになるものです。
音楽のダウンロード専用やショッピングサイト専用、ゲームソフトの利用などのサービスなどと限定された目的による販売がメインで、身近なコンビニなどでも購入ができます。

磁気カードは発行も簡単でカード自体のコストもお安いのですが、以下の注意点もあります。
・磁気カードでは記憶容量が少ない(約50~80バイト)、
(*郵便番号や住所、名前、年齢を全角・半角を区別して入力すれば約50バイト程は使用してしまいます。
 これに会員番号やポイントなどを記憶すると容量いっぱいくらいになってしまうでしょう。)
・読み書きのできる機械があればカンタンに金額などのデータ改ざんができるので偽造の問題があります

高額な被害が出てしまったケースもあるので、今では金券としての利用というよりも「ポイントカード」「メンバーズカード」などのような限定的な情報の管理などに活用されています。
例えばA店のカードはB店では使用できない、カードは利用するお店ごとに増えていってしまいます。

ICカードはプリペイドカードではできない機能を備えたカードです。
(ICチップの使用でデータの暗号化もできるので、偽造や情報の盗用も心配ありません。)

記憶できる容量も「磁気カード」の記憶容量の約100倍以上というもので、一枚で複数のサービスでの利用もできるようになります。
最初に触れた「IC乗車券」も電車の利用(乗り換え含む)・買い物の清算・利用状況などの情報管理などの多岐にわたる管理と、複数の利用先での利用も一つのカードでできてしまいます。
(提携されていればコンビニAでもコンビニBでも同じカードで精算できる)

また、「プリペイドカード」も「ICカード」も接触式・非接触式とデータのやり取りの際の方式があります。
非接触式でしたらカード内にアンテナコイルをグルリと巡らせておきます。
機械にかざす程度でデータのやり取りが完了するのはとてもスピーディで便利です。

接触式では磁気カードが多い「プリペイドカード」は磁気ヘッドと直接接触してデータをやり取りしますので、接触による磁気テープの摩耗などの劣化もおきますし、読み取り不良なども起きてしまう事も心配です。
「ICカード」では接触式といっても接点が触れる程度で済んでしまうので劣化などのトラブルは起きにくいとされています。

製造業の現場でも「入室許可証」兼「生産データ管理」の集約で全体の生産実績と個人の作業実績を管理する事もできます。
事務所では「社員証」として使用すれば、使用したPCやFAXなどの機器類とリンクさせて情報漏えい防止などの徹底管理へと活用範囲が広がります。