リチウムイオン電池の特徴とは

2014年 9月 26日

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リチウムイオン電池(バッテリー)といえばノートパソコンや携帯電話などに使用されているので皆さんもご存じでしょう。

ボタン型(コイン型)電池にもリチウム電池が多くありますがこの「リチウム電池」と「リチウムイオン電池」はちょっとだけ違います。

ボタン型電池では充電はできませんよね、リチウムイオン電池は「○ネループ」などのように充電ができて繰り返し使用ができる事はわかります。(約500回の繰り返し使用に耐えられる)

リチウム電池 — よくみかける「コイン型電池」いろいろな場面で活躍していますね。
マイナス極に「金属リチウム」を、プラス極に「フッ化黒鉛」「二酸化マンガン」などを使用した一次電池をいいます。
特徴として小型・軽量・自己放電がわずかなので長期使用もできる。
各種機器類のメモリーやバックアップなどに使用されていて、プラス極に「二酸化マンガン」を使った電池が主流です。

リチウムイオン電池 —
マイナス極に炭素などを、プラス極にリチウムを含む酸化物「コバルト酸リチウム」などを使用した二次電池です。
同じリチウム電池よりもリチウムイオン電池の方が3.7Vと高い電圧を出力します。
充分に容量が残っていても低い出力になる「メモリー効果*」もほぼゼロです。
* : 電池の容量が残っているうちに充電を繰り返すと、充分な容量が残っているのに低い出力を示すようになること。

現在では主に「ニッケル水素電池」がハイブリッドカーや電気自動車などで使用されています。
リチウムイオンバッテリーでは安全性やコスト面では適わないかもしれないのですが、エネルギー効率などの面では優れているのでは?
バッテリーを自動車に搭載するという事は過酷な使用環境になります。
もしもの事故の際には破損による発火などのおそれもあります。
また自然環境下では水濡れ・凍結・高温などの変化にも耐えられなければなりません。
「安全」「安定」「高効率」を低コストで実現・発揮するには時間が必要かもしれないですね。

自動車用のバッテリーでは特にコスト面も重視したいですね。
ちなみに日産「リーフ」のリチウムイオンバッテリーは携帯電話約8000台分の電気を充電できるそうです。
バッテリーの価格も1kwhあたり10万円以上という現状を変えていただければ、もっとクルマも環境に配慮できる存在になるのでは?