アルミダイキャストって何だ?

2014年 5月 30日

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アルミダイキャストとはアルミの鋳物です。
こういった鋳物製品はミニカーや超合金(古ッ!!)などから発動機などのエンジンブロックや機械製品などにも使われていますね。

大仏もお寺の「鐘」も鋳物ですよね、鋳物といえば固まった砂の中から「鐘」を取りだす場面をテレビで見たことがあります。
「砂型鋳造法」というそうですが、あの砂でできた型を作るのも大変そうですね。
こういった製法ではケイ砂や粘土質の土の混ざっている物を成型してその中に材料を入れて製造され、はるか昔から伝統的に行われています。
砂が使用されているのは、安価で手に入りやすく・繰り返し使用でき・加工しやすい強度や適度な通気性もあるからだそうです。

現在では金型を使用した製法が砂型よりも効率や品質も安定して製造できます。
金型の中にアルミなど溶かした金属材料を流し込み、適度な圧をかけて成型し取り出す事で出来上がります。
その後余分な部分の切り離しをして研磨等をすれば出来上がります。
金型の精度が良ければその分、鋳物製品も複雑で精度の高いものが出来上がります。
その際にドロドロの金属材料を流し込むために圧をかけます、このような製造法を「キャスティング」といいます。
クルマのエンジンブロック部分もそのほとんどはこういったダイキャストでの製造がされています。
大きな部品も、小さな部品も型によって成型でき、継ぎ目の無い複雑な形状の製品も作成できます。
「砂型」に比べ余分な部分の切り取りや研磨などの次工程が少なく均等な板厚も実現できます。
材料一例として・・・
*** アルミニウム ***
アルミの場合はコスト面でも性能でも大量生産がしやすいためさまざまな製品に利用されています。
アルミの利点として、軽くて加工がしやすい、耐食性があり熱伝導が高い点があります。
製造する側もコスト面でのメリットもある。

*** 亜鉛合金 ***
メッキ処理などにも対応でき、金型にかける圧力によってはアルミニウムよりも強度が増える。
薄く加工しやすい特長はあるが、ただ比重が高く重たいのがネックだそうです。