遮音・防音シートの構造

2014年 3月 28日

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工事現場や解体現場で建物をシートでぐるっと囲んでいますが素人目には、ホコリがひどいから使っているんだろうなと思います。

良く見ればシートに「防音」とか「遮音」などと書いてありますが、このシートの効果はどれくらいあるものなんでしょうか?

このシートのおかげで音源から10m離れることで約25dbの遮音効果があるそうです。
人間の耳では10db以上の減少で体感的には半減したと思えるほどの効果を認められるそうです。
音は空気を振動して伝わってきますこの振動を吸収・反射させることで遮音・防音の効果を生み出しています。

遮音・防音のシートは伝わってくる音には効果がありますが、仕方が無い事ですが地面や床面・天井などを直接振動してくる音には効果は薄くなってしまいます。
シート自体も鉛を混ぜ込んだ構造のものは効果が大きいのですがその分重たくなります。

これは使用している材料の質量が大きくなれば、音を反射する力も大きくなるという効果を利用しています。
この効果は比較的高い音には効果が高いようです、地面を伝わってくる低い音は遮音というより「振動の吸収」の方が効果は高いのかもしれません。

窓から聞こえる騒音などには、カーテンを変えるだけでも効果があるようです、ただし重いそうです。
またマンション・アパートでは近隣との騒音も気になりますね、工事不要で簡単なやり方も紹介されています。
防音専門のピアリビング様のHPもご参考にどうぞ!!