ソーラー発電にどれだけ頼れるか

2014年 3月 4日

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ニュースで「兵庫県企業庁は2013年4月、直営方式によるメガソーラープロジェクトの概要を発表した。」とありました。
同県での地域資産整備事業が保有しているダムなどの用地に、太陽光発電施設に整備して各事業の経営向上を図るものです。

県内11箇所での電力量の予想では2,599万kWh(一般家庭の7,200世帯分の年間使用量に相当)と試算されています。

大規模な太陽光発電所はソーラーファームやソーラーパークと呼ばれていますが、もっと規模が大きく出力が1メガワット (1000kW)以上になる施設をメガソーラー施設といいます。
ソーラー発電のメリットとしては他の発電施設に比べてメンテナンスが容易であり、コストパフォーマンスに優れているのはご存知の通りです。

経済産業省資源エネルギー庁によるとメガソーラーは、2011年には日本国内に約80か所で稼働・導入予定であり、同年時点での導入実績は491.4万kWと報告されています。電力会社による施設は約25か所、電力会社以外による施設は約48か所あります。(2011年9月~2012年2月時点)

電力会社は発電施設にかかるコストや原料の確保には苦労していて、電力使用料への反映は仕方がありません。
しかし工場などでは電力使用料もかさみますし省電力化が進んでいるとはいえ、操業に必要な電力の確保は大変でしょう。
建物の屋根などにパネル設置をする企業も多いですが、これで準備万端という訳ではないのがもどかしいですね。

供給側もゴルフ場の跡地などの遊休地の確保や、海上発電のメガフロートなど有効的に発電できる事が重要になるでしょう。
大量に発電した電力をいかに溜めておくかという蓄電の仕組みや、その管理もさらにビジネスチャンスとなる事でしょう。