無くてはならない「プラスチックキャップ」 [三笠産業(株)]

2014年 2月 11日

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三笠産業(株)(本社 : 奈良県北葛城郡)はしょうゆ・ソースなどの液体調味料ボトルをはじめ、清涼飲料水・日本酒などのペットボトルやキャップを製造しているメーカーです。

酒樽用の木工呑み口の製造が始まりで操業約100年のメーカーです。
1963年に開発した「GS王冠」は、今でも主流の最大ヒット商品として知られています。

戦後の酒樽需要の減少で、同社の主流は酒樽用呑み口は木製から金属王冠へと移りました。
この金属王冠を開けるには器具が要るのと、開ける際にケガをしてしまうという事がありました。
そこで林田孝一氏(同社相談役)は、アメリカで使用されていたポリエチレン素材を使い新しいフタの開発を始めました。

従来の材料にポリエチレンを混ぜて製作しやすくするなどの試行錯誤を繰り返して完成させました。
このGS王冠は保護部分を器具を使用せずに簡単に外せて、中のフタを開けることができるのが特徴。、
また開栓後も代替の栓として繰り返し使用できる事で世間を驚かせた。

開発商品は3000点を超え、食品・工業用品・薬品用・チューブ用などの特殊形状など守備範囲は広がっています。
近年のエコブームに対して、リサイクルに主眼を置いたキャップや器具の開発も盛んです。