ディスプレイ・レコーダー・半導体・PC・スマホの競争激化

2018年 9月 4日


(画像、イメージ)

ディスプレイの競争が激化しています。
JDI(ジャパンディスプレイ)は2018年5月に液晶事業で業績が赤字に陥っていると報じられました。
シャープは8K液晶の生産事業を前進させていく計画でいます。
4K・8Kテレビのコンテンツは以前記事でとり上げた通り、NHKが2018年12月に4K・8K放送を開始するスケジュールになっています。
家電店に行くとテレビは4K液晶がお買い得になっている状況です。
そして最近では4K有機ELテレビもパナソニックの製品が30万円台で買える値段になってきています。
ロシアでのサッカーワールドカップや2020年の東京オリンピックの観戦のためなどに高性能テレビの買い替え需要が見込まれるなどとも言われています。

スマホシェア・出荷台数世界1位のサムスン
最も際立っているスマホ製造メーカーの1つがサムスンです。
Galaxyシリーズのスマホを自社製造してグローバルの販売しているほか、
アップルのiPhoneⅩの有機ELディスプレイもサムスン製が採用されて生産しています。
2018年2月頃にはiPhoneⅩの売れ行きについてネガティブな報道や生産スケジュール変更などのニュースが多かったですが、5月過ぎた頃には(2018年5月末現在)iPhoneⅩも順調な売れ行きになってきていると言われるようになってきました。
サムスンはインテルを抑えて半導体製造メーカーで1位のシェアとなっています。
サムスンの稼ぎ頭はDRAMやNANDで、世界2位のシェアのインテルにとっての稼ぎ頭がCPUです。
最近話題の東芝メモリは世界シェア8位でNAND型フラッシュメモリを稼ぎ頭として製造しています。

スマホ市場は2018年5月の段階では、まだまだ液晶ディスプレイのシェアが有機ELパネルを上回っているそうです。そしてそれは今後しばらくもそう見込まれていて、JDIにとって暗い見通しばかりではありません。
ですがJDIの経営は難しい局面になっています。今後どうなるかわかりません。

テレビも含めて、画面解像度の進化はレコーダーなどの保存容量の増加をも意味します。
保存の容量の大容量化の仕様や複数チューナーなど自然と画面解像度の進化と連動して進化が求められてくることになると考えられます。
その流れは、スマホ仕様の進化によってデスクトップやノートPCにも同じことが言えるかもしれません。

着々と進化を実現するには、それなりの経営体力や規模も必要であると考えられます。
日本のメーカーも是非経営体力を保養して・補って着々と進化していって欲しいと願っています。