パッケージや部品、情報を守るための「セキュリティツール」

2015年 8月 18日

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ネット社会の現代でも「紙媒体」での情報は必要不可欠、万全なセキュリティ管理や個人による認識も必要です。
最近は「異物混入騒ぎ」などの影響で消費者の皆さんのチェックも厳しくなっています。
メーカー側も今までにも増して対策をとらなくてはいけないようになっています。

最近ではパッケージも工夫がされていますが、かえって「開けにくい」「購入時(品定め)に確認しづらい」などちょっと不満もでています。

*** 保護しなければならない情報…
情報をやり取りしやすいのは「便利」ですが、度を越すと “漏洩” となってしまいます。
さまざまな事件・事例が多い世の中ですから、商品や製品の情報管理には気を遣いますね。

例えば製造や搬送などに関わる立場であれば、箱や製品の裏面の製品情報シールなどはトレーサビリティなどに活用できます。
しかし個人情報やパスワードなどの情報は表立って印刷・表示できないものです。

金融機関からの通知書類の入った封筒には内側に規則正しくロゴマークなどが印刷されています。
これが表から透かして内容を見ようとしてもガードとなって情報を守ってくれています。

100円ショップでもスタンプ式(回転式もあり)のゴム印で住所・氏名・メールアドレスなどの情報を簡易的に隠蔽するグッズが売られています。

*** 情報を守るために壊れる?…

・一旦貼り付けると…剥がせば「開封済」「OPEN」などといった文字が残ってしまうタイプ
食品や薬品の管理、電子部品の不正改造や交換防止にも使用されています

・一旦貼り付けると…一気に剥がそうとした際に細かく破れてしまい「ボロボロ」になってしまうタイプ
機器類の製品表示シールや公的機関の証紙など改ざんされないように保護したい場所に使用されています
特にデリケートで貼りなおしができないので最初に使用する際にも慎重な扱いが必要です

・一旦貼り付けると…次回剥がしてしまうと再度貼りなおしはできないタイプ
糊面~透明フィルムコート~(圧着などで)フィルムコート面付き保護紙という構造で、はがきなどに貼り付けてあるものが多い。
保護紙を剥がすとフィルムコート面同士は再度貼り付けることができません。

どれも日常でも目にした事があるものでしょう。
携帯(スマホ)やパソコンなどで目に見えない情報をやり取りする現代ですが「紙媒体」などで情報をやり取りもします。
また商品・製品の「管理・陳列・販売など」でも重要な役割を果たしています。

商品の中身だけを抜き取る窃盗の防止、内容物の不正品への交換防止、管理者以外の開封防止などにも使用されています。
これらの保護シールなどがキレイに残っていることが正規に受け取る方への安心へと繋がります。