製造業界における出荷ミス。

2013年 10月 2日

製造業界における出荷ミス。

 

「出荷」という作業は非常に大切です。
何処の会社に何を何時、いくつ出荷するのかを決めます。

その出荷数をチェックする人達がもしミスを起こしてしまうと
大変な事が起きてしまいます。では具体的にどの様な事が起きてしまうのでしょう。

実際に起きた事例を例に取って述べてみます。
A社ではいつも数量100単位で出荷していた製品がありました。
ですが、今回は「100」と「7」での出荷となり、二つの会社への出荷でした。

良く製品をチェックしていなかった出荷担当者は、製品が7欲しいB社に100の出荷指示の
カードを指し、100出荷のC社に7出荷指示のカードを刺してしまいました。

それによって、当然B社には100の製品が届き、C社には100欲しい製品が7だけ届いてしまいました。2社は非常に離れているので、現場は大混乱です。

それによって起こる弊害は「ラインが止まってしまう」という事です。
そうすると損害が起こります。C社の下請けであるB社はC社に損害に対する賠償請求をしました。

すると責任は出荷ミスをしたA社であるとB社はA社に賠償請求を行いました。
この様に出荷作業一つだけを見ても、単純なミスが大事になってしまう事もあります。

製造業界に限った事ではありませんが、当たり前の事が当たり前では無いという事を、
社員や他の従業員が認識している必要性があると思います。