「エポキシ樹脂」を使った事ありますか?

2014年 10月 3日

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写真:エポキシ樹脂と硬化剤を練り合わせる「パテ」

以前「エポキシパテ」を使用して屋外の流し場を補修しました。
粘度状の「エポキシ樹脂」と「硬化剤」を混ぜ合わせる(練り合わせる)と数分で硬化しはじめるものです。

ベトベトして素手では作業しづらいのですがしっかりと混ぜ合わせ、欠けていた部分へと盛りつけていきます。
(パテを混ぜる際にはパッケージの厚紙などを使用して”ヘラ”で混ぜると結構ラクです。)
使用しているとだんだん硬くなっていくのが分かりますし、20~30分後には結構な硬さになっていました。
念のため一日おいてヤスリがけをしましたが「ガリガリ」と削っても剥がれることもなく平気でした。

—「エポキシ樹脂」って何なんでしょうか?
分子内の小さな分子の集合した重合体をエポキシ基2つ以上を有し生成される熱硬化性樹脂をいいます。
この重合の対象になるモノや重合の程度により液状~固形までさまざまなタイプがあるそうです。
一般に使用されているエポキシ樹脂はやや粘度のある半固形のものが多くでまわっています。
[重合…モノマー(単体の分子)が複数結合して「高分子(ポリマー)」を構成することをいいます。]

—使用されている範囲も広い。
硬化した後の寸法の安定性も高く、重合する素材の組み合わせも多様で「エンジニアプラスチック」としてのニーズも高い。
接着剤や塗料にも使用されています、最初にご紹介した「パテ」も耐水・耐薬品性があり便利です。
電気的には絶縁性がありICなどの部品の保護のためにコーティングされているのを見かけた事があると思います。

フィギュアを自作される方に人気のパテや木工パテなどは柔らかい状態からカタチが作れるのと、硬化しても成型しやすいという作業性もウケているようです。
パテというカタチで市販されているものには、木工製品レベルから鉄のように硬化するものまであるので使用するシーンで選びたいですね。

意外と家のフローリングにもヒビがあったりするんですがチョチョイと練りこんだ樹脂で修繕できますので助かります、またクルマ好きな方にはパーツの補修にも使えるので必携ですよね。
硬化し出すとだんだんと手に負えなくなるのでササッと作業を済ませるように準備はしっかりとしておきましょう。