機械のメンテナンスは食品製造業にとって大変な仕事

2014年 8月 22日

7524083b0146301a4b0d42bfc15e0c0a_s

食品製造の現場では衛生上の問題と材料の有効活用による生産性の向上が求められています。

機械での自動化により生産性は向上していますし、無駄も出にくくはなっています。
製品によってノズルなどで一定量の液状・ジェル状の材料を供給する工程があるのですが、こういったノズルには管内に材料が残

りがちです。
この残ってしまった材料の付着で定量供給にバラツキが発生し、メンテナンス時にも除去が面倒なのでノズルの交換となる事もあ

りコストも時間もかかりました。
また、刃物に材料の切りかけが付着することで正確な形状や重さでの切り分けができづらくなっているケースがありました、刃先

の研磨では一時的な対処である程度の機械の稼働でまた問題が生じました。
しかし上記の問題はフッ素系のコーティング処理によりスムーズに流れるようになり生産性が向上しました。

機械の処理は人間の対処と比較すると「臨機応変さ」には欠けます。
特に食品関係は粘着性の有無や、材料の位置決めや計量の精度もバラツキが出やすくなります。
調理時の熱処理(凍結)などで「硬さ」「粘度」「形状」などの変化もありますので余計に管理も複雑になりがちです。

食品には鮮度というものがあり、多岐に亘る処理を素早く行い一定の品質を確保しつつ出荷せねばなりません。
「○○混入」というトラブルも困りものですので日々のメンテナンスも大変になります。
混入事例の多くは「金属」それも機械の「接合部」や「可動部」のネジなどの錆びが剥がれて混入することが多いそうです。

食品製造の現場は、「温度変化」や「水や油の使用」という環境下にあります、また時期的に流行する病原菌やウィルスなどへの

対応も必要な業界で過酷な状況下にあるともいえますよね。
さらに毎日の機器類の分解清掃とメンテナンスもあり関係者の皆様はホント大変ですね。