海水淡水化技術(RO膜)

2016年 8月 5日

海水淡水化技術

分離膜について

「逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane)RO膜とも呼ばれます
孔径2ナノメートル以下の水を通してイオンや塩類、水以外の不純物は透過しない性質を持つ膜です。

逆浸透膜のうち孔径1~2ナノメートルでイオンや塩類などの阻止率が70パーセント以下に低いものをNF膜

(NanoFiltration Membrane)といいます。

限外ろ過膜(UltraFiltration Membrane)UF膜とも呼ばれます。
0.01~0.001マイクロメートルで逆浸透膜(RO膜、NF膜)より大きく精密ろ過膜(MF膜)より小さいです。

精密ろ過膜
孔径50ナノメートルから10マイクロメートルの膜のことです。
(MicroFiltration Membrane)MF膜とも呼ばれます。」(wikipediaより引用)

1980年代から半導体、その後の液晶向けなどの工業用超純水のニーズなどで水を超純水に透過する膜の研究・開発が

続けられたことで膜が進化します。
その膜が現在ではウォーターサーバーの水や海水淡水化技術などに活躍が拡がっています。

「逆浸透法(RO:Reverse Osmosis)について
海水に圧力をかけて逆浸透膜に透過する方法で、膜の開発によって採用されるようになった製水方法です。
ろ過する膜の研究・開発が進んでより孔径の微細な質の高い繊維ができたことで純度の高い製水が実現されています

。」(wikipediaより一部引用)

東レでUF膜、MF膜とRO膜を組み合わせて海水淡水化する技術が開発されています。
海水淡水化技術では「RO膜」の技術が注目されています。
ウォーターサーバーの「RO水」とはフィルターろ過と加熱処理だけではなく製造工程でRO膜を透過している水のこと

です。
日本では日東電工、東洋紡、東レの3社がRO膜の技術開発が特に進んでいます。

水の需要は必須です。水の循環系のバランスが崩れている国、地域では飲む・使う水を作り出すことは大切なことで

す。
日本の繊維工業の会社が活躍しているのはとてもうれしいことです。